教えてアゲル。【Kei.Inoo】

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『慧くんの家、久しぶりだな…』







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そのまま上がらせてもらった。







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『あっ、これおいしそう〜飲んでいい？』







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慧『うん………いいけどさ、』







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冷蔵庫にあったいちごオレを出して、コップに注ぐ。







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『んー、おいしいっ！』







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慧『それ、俺も飲みたい』







『どのコップにする？』







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慧『そうじゃなくて』







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慧『…Aに飲ませてもらいたいな？』







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私のアゴを持ちながら、とろんとした目でいきなりそんなことを言う。







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『………えっ？』







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慧『だから、………Aの口から飲みたいの』







『っ………そんなの、できないよ…』







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慧『できなくないよね？』







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トン、と冷蔵庫に背中がぶつかり逃げようとするけれど、掴まれていて逃げられない。





　

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慧『早くしてよ』







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私にコップを持たせて、口に含むように指示する。







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『無理………っ！』







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さすがに恥ずかしくて、隙をついてリビングに逃げる。







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慧『なんで逃げるの…、』







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ﾄﾞﾝｯ







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『きゃ、っ………』







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壁に押し付けられて、無理矢理唇を奪われる。







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『んっ、んん………』







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慧くんから流し込まれたいちごオレが私の口いっぱいに広がって。







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慧『ねぇ………どう？』







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『っ………、甘い、ね……………』







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慧『でしょ？』







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女の子のようにキュートに笑う慧くんにさっきの大人な面影など、どこにもない。







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