the black person *03 ページ5
A「は?!い、嫌ですよ!」
固まっていた口をなんとか動かす。
黒尾「仕方ねぇな。じゃあ条件、つけてやる」
A「条件?」
黒尾「Aが俺を好きになっら、マネージャーやってもらう。
逆に、お前が俺の事をずっと嫌いなままだったら、俺がお前の願いを2つ聞いてやる」
どうだ、と言わんばかりのドヤ顔に
眉間のしわがまた増える。
まぁ、願い叶えてくれるんなら…
A「要するに、私があんたのこと好きにならなければいいってことね?」
黒尾先輩は、
まぁそういうことだ
と軽い調子で言った。
そんなの、楽勝じゃん。
A「やってあげてもいいかな」
黒尾「はっ、すっげー上から目線だな」
A「あんたなんか好きにならないから大丈夫よ」
黒尾「好きにさせてみせるからな?」
覚悟しとけ
そう言い残し、白く光る体育館へ走っていった。
覚悟しとけって、厨二か。
だいたい後輩女子1人なんかにそんな真剣になるわけない。
ふふ、と口角をあげ、私は足取り軽く駅へと向かった。
----------黒尾side
夜久「黒尾おせーよ」
黒尾「わり。マネの勧誘してた」
夜久は
は?
と怪訝そうな顔で尋ねる。
黒尾「手強い女だったぞ」
夜久「入部するって?」
黒尾「いや、入部しねーよ。…まだ」
また変なことやってないよな?
なんていう夜久の声を後ろで聞きながら
俺はボールを持って用具室へと入った。
ここまで来たら、絶対にオトしてやろう。
----------
次の日。
早速ヤツは来た。
黒尾「おっはよー、A♪」
後ろから頭をがしーっと掴み、朝のご挨拶をする先輩。
A「頭、触んないでくださいよ」
黒尾「え、無理」
そのまま揺さぶるものだから
足元がふらふら
思うように歩けない。
このままじゃ、コイツに体を預けることになってしまう。
A「ちょ、本当に離してくださいって」
黒尾「仕方ねーなー」
そして肩をぽす、と叩き、
夜久おいていくなーーっ!
と叫びながら走り去った。
朝から元気な人。
ふぅ、と一息ついて私はまた歩き出した。
the black person *04→←ありがとうございます!*゚
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咲良(プロフ) - やばいいいいいいいい! (2016年2月7日 1時) (レス) id: c30bcf16ab (このIDを非表示/違反報告)
シュール - 続編希望ですヽ(^。^)ノ (2015年7月4日 13時) (レス) id: 272bb245eb (このIDを非表示/違反報告)
M.Z - 黒尾めっちゃ好きだから 嬉しいです! 続編もありがとうございます! これからも頑張ってください! (2015年4月25日 23時) (レス) id: 05f6e011bf (このIDを非表示/違反報告)
闇斗(元ライル)(プロフ) - にろちゃんの日に続編決定とか珠ちゃんマジナイス!←続編でも応援してるぜぃ!頑張れp(^_^)q (2015年3月27日 7時) (レス) id: 6f9104b965 (このIDを非表示/違反報告)
双葉 茉凜@マジェンタ(プロフ) - 続編決定おめでとうございます!嬉しいです!!そして続編希望のコメ出来なくてすいません(´・ω・`)これからも頑張ってください!! (2015年3月26日 22時) (レス) id: 4cb71607dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠子猫 | 作成日時:2015年2月25日 6時