【ハイキュー!!】真っクロに染めてやるよ【黒尾鉄朗】

the black person ＊22 ページ25

ｰｰｰｰ貴女side




黒尾先輩とあまり会話をしなくなってから



数日が経過していた。






まず、もう気まずくて話せない。


話しかけられても まともに対応できない。




あと、なんか先輩に避けられてる。






私があからさま過ぎたのかな



かなり反省している。





だけど、自分から話しかけに行くのは


ここまでくると中々至難の業。





このままでいいの？


と囁く私と


どうせまたうまく話せないよ。


と囁く私。






じゃあどうすればいいの？




ふぅ、と小さく溜息をついたとき


先生に、


白谷、ノート 職員室に持ってきてくれ。


と指示された。





はい、ついてなーい。







全員分回収すると


さすがにずっしりとくる。





A「重たっ…」





足取りも重たく


廊下をとぼとぼと歩く。





その時。


ドンッと誰かにぶつかった。



そしてその衝撃で


ノートがバサバサと落ちる。





A「すみません！」




急いで拾おうとしゃがむと


その人も一緒に拾ってくれた。





A「ありがとうございます…あ」




顔を上げると


黙々とノートを広い集める


黒尾先輩がいた。





え、先輩？ あの先輩？


私がポカーンとしてる間に


先輩はさっさと集めて私に手渡す。







A「ありがとうございます」



黒尾「いいって、ぶつかって悪かった」




じゃあな、と過ぎようとする先輩に


あの、先輩、待ってください！


と呼びかける。





しかし、返ってきた答えは


あの時私が使った言い訳と同じで


それは恐ろしいほど残酷だった。






黒尾「悪い、俺、急いでるから」

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