the black person *17 ページ20
A「この辺なはずなんだけどなぁ…」
日曜日、黒尾先輩に貰った地図を片手に
住宅街をふらふらさまよっている。
1つ文句を言うならば、
地図がわかりにくい。かなり。
もう電話しようかな、と思ったとき、
黒尾 と書かれた表札のある家を見つけた。
A「白塗りの家…これか」
ピンポン、と呼び鈴を押すと、
はーい、という黒尾先輩の声。
白谷です、と言うと、
おー、入ってきなー とのことなので
ガチャリとドアを開ける。
A「先輩こんにちは」
黒尾「おーおー」
先輩は、黒いTシャツにジーンズ。
脚が長すぎる。
半分分けろ。
通された部屋は
シンプルで綺麗に片付いていた。
A「意外と部屋綺麗ですね」
黒尾「意外とってなんだおい」
で?どこがわかんねぇの?
と言われ、ガサガサと教材を取り出す。
A「三角比のとことか…ですかね」
黒尾「じゃあ取り敢えずこの例題」
ゲッ…
私の1番嫌いなところ…
黒尾「あれ、解けないのカナ?」
史上最強にムカつく顔で話しかけてくる。
A「煩いです、できますよ!」
ごめんなさいできません。
シャーペンは動くことなく
時間がカチコチと過ぎていく。
黒尾「よし、教えてやろう」
A「…お願いします」
黒尾「あ、先生って呼べよ?」
A「はぁ?!」
冗談じゃないわ。
A「待ってください黒尾先輩」
黒尾「黒尾先輩じゃなくて、黒尾先生だろ?」
ふざけんな!!
じゃあ教えてやらねー
赤ペンを置く先輩をチラッと見る。
くっそ…
仕方が無い。不可抗力だ。
自分でたくさん言い訳を考えて
A「…教えてください、黒尾先生」
黒尾「よーし、教えてやろう」
絶対この仕返しはしてやる。
私は心に固く決心した。
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咲良(プロフ) - やばいいいいいいいい! (2016年2月7日 1時) (レス) id: c30bcf16ab (このIDを非表示/違反報告)
シュール - 続編希望ですヽ(^。^)ノ (2015年7月4日 13時) (レス) id: 272bb245eb (このIDを非表示/違反報告)
M.Z - 黒尾めっちゃ好きだから 嬉しいです! 続編もありがとうございます! これからも頑張ってください! (2015年4月25日 23時) (レス) id: 05f6e011bf (このIDを非表示/違反報告)
闇斗(元ライル)(プロフ) - にろちゃんの日に続編決定とか珠ちゃんマジナイス!←続編でも応援してるぜぃ!頑張れp(^_^)q (2015年3月27日 7時) (レス) id: 6f9104b965 (このIDを非表示/違反報告)
双葉 茉凜@マジェンタ(プロフ) - 続編決定おめでとうございます!嬉しいです!!そして続編希望のコメ出来なくてすいません(´・ω・`)これからも頑張ってください!! (2015年3月26日 22時) (レス) id: 4cb71607dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:珠子猫 | 作成日時:2015年2月25日 6時