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今日が特別な日だから智がこんなに不機嫌な訳じゃない。
智はそういう奴だった。
この日は特別、この日は普通だと区別しない。
むしろ毎日が何にも変えられない特別なもののようだった。
いつしか俺もそんな感覚になっていた。
智「ん、あったかくなってきた」
「てかさ」
智「なに？」
「もうエアコン付ければ良くないか？」
智「電気代」
まだ真冬の時期じゃないから、心配してるらしい。
「良いよ、智が風邪引くくらいなら付けて良い」
智「ん..」
智が黙って、その代わりに耳が赤くなる。
笑いそうになるのをこらえながらも、可愛らしいところもあるんだよなと改めて思った。
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作者名：碧空 | 作成日時：2014年11月26日 2時
