*[青葉城西]幼なじみのぶりっこが尊いです

及「それはある日のこと」岩「早くいうべや」松「そーだそーだ」 ページ16

及川サイド

〜3日ほど前〜


一昨日から愛ちゃんの様子がおかしい

まだ、きずいているのは俺くらいだろうけど

何か、言おうとしてやめる

『音羽ちゃん仕事して』

そう言っているけど、その顔はどうも嘘をついているようだった

花「愛がああ言ってんのに、なんで辞めさせないんだよ」

まっきー怒ってるなー

及「愛ちゃんを信用してないわけじゃないんだけどね」

４日前は本当に一ノ瀬ちゃんに何かされているのかとも思ったんだけど

しっかりと仕事をしているようにみえるし

でも、信用するつもりはない

とりあえず、一ノ瀬ちゃん達の中学時代を調べてみようかな

内宮ちゃんも同中らしいから、そっちもわかるだろうし

そういえば、どこ中なんだろう

女子達に聞いてもみんなわからないって言ってるし

まぁ、ほかの高校の女子達にきいてみるか

そんなことを考えていた

花「じぁ俺こっちだから」

まっきーと別れる

本当に、好きなんだろうな、愛ちゃんのこと

まっきーの姿が見えなくなると、クルリと振り返る

及「一ノ瀬ちゃん、いつまでつけるつもり?ストーカーだよ」

そこには、ニコニコ顔の一ノ瀬ちゃん

音「...なんでぇわかったんですかぁ?」

及「ストーカーには、たびたびあうんでね」

疑っているのをさとられないように

にこやかに

音「せんぱぁい、疑うならぁ、わたしだけにぃしてくださいねぇ」

その言葉に俺はおどろく

彼女がにこやかに笑うと、その表情にゾッとした

及「疑ってなんかないよ、どうして?」

音「どうようがぁ、かくせてぇないでぇすねぇ」

クスクスと笑っている

あー怖い、

及「...はぁ、じゃあきくよ、愛ちゃんになにかした?」

一ノ瀬ちゃんの顔から笑顔が一瞬きえた

音「やっぱりぃ、そのことぉですかぁ」

及「その様子だと何か身に覚えがあるのかな」

音「いやぁ、ないでぇすよぉ」

及「じゃあさ__」

音「ただぁ、Aにぃ疑いをぉむけたりぃ、危害をぉ加えたりしたらぁ許さないでぇすよぉ」

また、ニコリと笑った

恐怖

及「内宮ちゃんは、素直すぎるからね、疑おうとしてもしきれないよ」

これは本音

音「そぉですかぁ」

ああ、この子は俺と同じタイプかな

音「Aはぁ、私のぉすべてとぉいってもぉ過言ではぁないんですよぉ」

この子は裏でいじめるようなことはしない

いじめるなら堂々といじめるだろう

及「ねぇ、教えてよ、一ノ瀬ちゃんはいつからそうなの?」


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