*[青葉城西]幼なじみのぶりっこが尊いです

松「関係ってなんだ...」及「(今は、今は教えられない)」 ページ15

岩泉サイド


愛「松川先輩！」

小走りで松川にかけよっていく斎藤はどこか

女子と話している時の及川に似ていた気がした

愛「松川先輩?」

考え込んでいた松川に話しかけている

その姿も、どこか上っ面の芝居にみえる

松「あぁごめんごめん何?」

そんなわけないのに

愛「及川先輩が呼んでました」

松「わかったありがとう」

松川がそう言って、斎藤の頭をワシャワシャしている

愛「ちょっやめてください」

そう言って、笑ってる姿に

そんなわけないなと思ってしまう

岩「及川」

及「なになに〜」

うぜぇと思ったがそんなことは今いい

岩「松川に何話す、内容によっては俺も聞く」

笑顔のままの及川はどこかギクリとした顔をした

いや、別にと誤魔化そうとしていたがため息をつき

及「岩ちゃんにはかなわないな」

と言って、斎藤の様子がおかしい原因と一ノ瀬達の過去を探った事を聞いた

岩「一ノ瀬達の過去、、って何調べてんだよ！！！」

及「痛いし、声デカイよ岩ちゃ(((岩「うるせぇ__」

おい、という声で俺達はだまる

声の主は松川だ

松「愛の様子がおかしい原因と、一ノ瀬達の過去?」

及川は俺から離れた

及「うん、他校の子に聞いて回ったらどうやら関係がありそうなんだ」

かん、けい?

岩「まて、同じ中学でもないのに、過去と関係っておかしくないか?」

松「そうだよな、関係があるなら今年としか...」

相づちをうちながら及川をみる

及「最初は俺もそう思っていたんだけど、ね」

岩「もったいぶらず教えろよ」

イライラしてくる

及「それはダメだよ」

即答した及川に俺と松川は驚いてしまった

岩「どうして教えられねぇんだよ」

松川はだまったまま

岩「おい」

松「わかった、今は聞かない。でもいつか絶対教えろよ」

突然の言葉

俺は松川の言葉の意図がわからなかった

松「岩泉、今からは聞いてもいいが絶対言うなよ」

そう言われたが気になってしまう

松「聞くか?」

岩「あぁ、当たり前だ」

松川は静かに話しだした

松「及川が教えないのには、理由があるんだよな」

及「うん」

松「それは、愛の様子がおかしいのと一ノ瀬の過去、どちらか、もしくは両方、何かしら及川の中で引っ掛かりがあるからだろ」

及川はコクリとうなずく

松「そしてもう一つ、お前はなんでその事を一ノ瀬に言わない?」

及川はビックリとした表情をうかべた

松「どうしてだ」

及「...わかった、部活が終わったら話す」

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次回、及川の回想入ります

及「それはある日のこと」岩「早くいうべや」松「そーだそーだ」→←愛「(あの人とは明らかに違う)」及「(愛ちゃん、、、)」

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