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仲良くできれば___ ページ3

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『た、ただの友達!みんなが思っているような関係じゃないから、安心して?』

「なんだ、つまらない。てっきり恋人同士とか思っていたのに。」

『も、もう。みんな妄想は良くないよ?そういう信女ちゃんは恋人はいるの?』





少し動揺してしまったけれど、我ながら質問返しが上手いと思ってしまう。

なんとかこのピンチを乗り越えられた…!





「居ないわ。私はAと仲良くできればそれで十分。」

『え、私?』




突然の一言に少し驚きながらも、信女の表情を伺うと、一瞬目があったが、恥ずかしそうにそらされてしまった。




「私、あなたがこの学校に転校してきた時から知ってた。クラスはかけ離れているのに、A組にはあなたの良い人柄だったり、さっきの沖田ってやつと仲がいい噂を良く聞くわ。」

『私がいないところでそんなことが…嬉しいのか複雑なような、』





自分が知らないところで噂されていることに驚きを隠せずにいたが、悪口を言われていたわけではないと知り、少しホッとした______

クラスも違うのにこんなに噂になっていたのは知らなかったなぁ、




「とにかく。私はこうしてAと話す機会ができて嬉しい。だから…」

『私も。信女ちゃんとお話しできて嬉しい、これからどうぞよろしくね!』




私は彼女と目を合わせて微笑むと、ずっと表情が固かった信女ちゃんが少し微笑んだように感じた。






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お疲れ様→←【前回までのあらすじ】



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作者名:お砂糖 | 作成日時:2021年4月21日 4時

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