【銀魂 3Z】兄妹なんて望んでない【沖田総悟】２ (ページ12)

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突然の訪問客ページ12

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お兄ちゃんとのキス事件から数日たち、あれから私たちは以前と変わらず過ごしている。

お互いが変に意識をしたり、またそれ以上の関係にもなることなく。
いうならば、ちょうど良い距離感を学校でも自宅でも保っているのだ。

だが、私たちの中でこの関係が動き出す事件が起きようとしていたのだ…___________

「A～、今日暇アルか？」

『神楽ちゃん！特に予定はないけど…、どうかした？』

私が転校してきてから早1ヶ月…私はいつも神楽ちゃんや妙ちゃんと仲良くさせてもらっている。

そして、私の予定がないことを知った神楽ちゃんは、今度は私の近くの席にいた妙ちゃんを呼んできた。

「姉御ォ！Aも今日暇アル！遊びに行くネ！」

「あら、Aちゃんもこの後ご予定ないのね！そうねぇ、どこがいいかしら？」

神楽ちゃんと妙ちゃんが悩むと、“ あっ！ ” と何か閃いたように、神楽ちゃんは声を出した。

「Aの家に行きたいアル！ねぇ、いいアルか？」

『えっ、私の家？！』

私がギョッとしたように声をあげると、妙ちゃんも神楽ちゃんに続いてこう言ったのだ。

「まぁ、まだAちゃんのお宅に行ったことなかったものね！でも急に押しかけちゃって大丈夫かしら？」

『あぁ、…ちょっと確認してみる、お兄ちゃんに』

私は何としてでも家に上がられるのを阻止する為に、とりあえず一連の状況をお兄ちゃんへLINEで報告しようとスマホを開く。

するとそこにはすでにメッセージがきており、それも予想外のものであった。

“ 志村の姉とチャイナ、どーせ断っても付いてくるのがオチだ。 ”

“ 俺は近藤さんの家に行ってるから、適当に家に入れて夕飯までには追い返せ。俺の部屋には2人を入れないように ”

『あれ…珍しい、』

教室内でしていた会話はお兄ちゃんに聞かれていたらしく、すぐにメッセージを送ってくれていた。

それも、てっきり断られるかと思いきや、案外すんなり受け入れてくれ、2人はこの後私の家へと遊びにくることになった___________

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