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其れは事務所からえ帰り道の事だった。
((ドックン))
私はハッとした
この感覚には憶えがある。
嗚呼、拙い、拙い...
『非常に..拙い。』
顔を上げれば、
『あぁぁあああ...』
「鍵」だ..すれ違う人々の心臓辺りに、色とりどりに光る、鍵が見えた。
『駄目だ...速く此処から離れよう...』
私は走り出した
私は此処に居たら駄目だ。
私は何処へ行けば良い?
何処へ逃げれば良い?
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*
『...ゲホッゴホッ..』
辿り着いたのは誰も居ない路地裏。
もう此処が何処なのかも分からない
分かったとしても、帰ることは出来ない
だってきっと、今時なら彼は家に居る筈だ。
其れは非常に拙い。
『...疲れた......』
私は其の場に座り込んだ。
場違いな眠気に襲われる。
もう、如何にでも為ってしまえ
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*
「全く、こんな時間までご苦労だねぇ」
「アハハハハ...そうですネ..」
其れも、太宰さんが川に流されなければいい話なんだけどなぁ...
僕は半ば諦めの目を向け、溜息をついた。
「あーあー何処かに私と心中してくれそうな美人さんはいないものかなぁー。」
頭の後ろで手を組みながらそんな事を言う。
探偵社に向かって歩いていると、急に太宰さんの足が止まった。
「敦くん、」
「?、如何しました?」
「見つけたよ、心中してくれそうな美人さん」
え、
ぇぇえ?
太宰さんは路地裏の方に入って行く所だった。
「えっちょっ、待ってください!太宰さn.....え?」
太宰さんが指差す、其処には、
人が
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遅くなって申し訳ございません。
これからもよろしくお願いします。
リクエスト等、受け付けます。
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yuya(プロフ) - とても面白かったです! ちなみに芥川君って幹部じゃなくて遊撃隊隊長なんですよね (8月6日 9時) (レス) @page4 id: 97a3a2e706 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 完結となっていますが、もう更新はされないのでしょうか?? (2021年4月30日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
櫻色華伝(プロフ) - 芥川君が可愛すぎて・・・。更新まってます! (2020年2月20日 14時) (レス) id: 4986846a43 (このIDを非表示/違反報告)
黒胡椒(プロフ) - 面白いです!更新まってます! (2020年2月3日 10時) (レス) id: e2f590a1cb (このIDを非表示/違反報告)
降夜 - oh…神がここにいる…更新頑張って下さいね!ちっとずつでも、自分のペースで! (2019年8月21日 21時) (レス) id: 03f6bf06e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖菓子 | 作成日時:2019年6月30日 10時