♡２６♡ ページ29
何時間立ったか分からない。いや、何十分？
私は今、ごく普通の部屋に閉じ込められている
扉があったがもちろん鍵は閉まっていた。
本当は扉を蹴り飛ばしたいところだったが、誰かに見られているような気配がし、蹴るのをやめた。
退屈だ。今頃、シャオちゃん達心配してくれてるかな？
スマホもないし、連絡手段が何一つない。
…困ったなぁ、これじゃ何もできない…
しばらくボーっとしていると、足音が聞こえてくる。
その足音はどんどんと近づき、遂には部屋の前まで来た。
『…えっとぉ…誰、でしょうかぁ…』
あまったる声で喋る。すると、見覚えのある声が聞こえてきた。
???「やっぱり…あんさん、Aさんやんな？」
『…もしかして、ロボロ先輩…？』
予想外の展開に、思わず素を出してしまった。
『なぜ、何故私がここにいると分かったんですか』
rbr「偶然、俺が帰る時にAさんが違う人にお姫様抱っこされているのを見てな、怪しいなって…」
お姫様抱っこ…聞いただけで寒気がする。早くボコりたいなぁ…
『そうだったんですか…ありがとうございます、ロボロ先輩』
rbr「どういたしまして。あ、ここ今開けるな」
『…あ、大丈夫です、ちょっと離れていてください』
どうせなら、ぶち壊していきたいよね。
『それとロボロ先輩。目を瞑り、耳を塞いでください』
rbr「んん…？よくわからんけど、分かったわ」
『…よし』
足に力を込めて、勢いよく扉へと当てる。
醜い音が響いた後、扉を確認すれば扉には穴が開いている。
『あ〜すっきりしたぁ…♡ロボロ先輩、ありがとうございましたぁ♡』
rbr「い、いえいえ…あ、これAさんのスマホやろ？」
ロボロ先輩に渡されたスマホには、5件の不在着信が来ていた。
『シャオちゃん…鬱先輩…心配してくれてたんや…』
rbr「二人の元へ行った方がええと思うで」
『そうですね…行きましょ、ロボロ先輩』
rbr「…わかった」
急いでロボロ先輩とシャオちゃん達のところまで行く。
案の定、シャオちゃん達は私を見た瞬間泣きそうになっていた。
sha「っ!!Aちゃん…!!」
『シャオちゃーん！！うわー、心配してくれてたん嬉しかったで〜!!』
ut「Aちゃんが無事で安心やわ…それと、なんでロボロがおるん」
rbr「なんやおってわるいんか」
『あ、ロボロ先輩は…私の命の恩人みたいな感じです』
sha「ロボロが？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 290人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピッピ168号 - :( ´ω` ) : ｵｯﾌｩ…尊いぃ…死ぬぅ…尊死するぅ…こころ討伐が楽しみですね！ (5月20日 21時) (
レス) @page31 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - お皿さん» いえいえっ こちらこそ！(合ってます？) (2023年4月24日 16時) (レス) @page30 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
お皿(プロフ) - えある。さん» ありがとうございます〜💗 (2023年4月23日 17時) (レス) id: fcd46f1a4b (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - ミスった。ごめんなさい。 (2023年4月23日 17時) (レス) @page30 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
えある。 - 神〜 応援してます。 (2023年4月23日 17時) (レス) @page30 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
