幼馴染が最低な男にとられた 2 (ページ20)

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ryuto

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昨日夢の国に行ったAは
この間の落ち込みなんて嘘だったんじゃないか
と思うくらい楽しそうで、幸せそうで。

『これ、お土産ね！』

「ありがと」

涼がね～
と昨日の話をしたり、写真を見せてくるA。

悔しいことに、そんなAが可愛くて。
じっと見つめていたら

『龍斗聞いてる？』

「んあ、ごめん。なんだっけ？」

『だから～
指輪もらったんだ～』

「かわいいじゃん」

『んでしょ？？
もう、幸せ』

「見ててわかるよ
A楽しそうでよかった」

『えへ、ありがと！』

そう言って笑うAに触れたくてたまらない気持ちを抑えれば

Aがまとう香りに敏感になって。
あぁ、やっぱりこの匂い好きだな。と思う自分は変態だ。

「A、かわいいね」

『どーしたの急に』笑

「ん？なんとなく。
そう思っただけ」

『あ～恋してる女の子は
可愛くなる的な？？』

いつだってAは可愛いけど。
今日のAがいつも以上に可愛いのは事実だから。

「そういうことにしとく」

『なにそれ、変なの～』

そう言って伸ばした足。
スカートから伸びる脚の白さと細さ。

好きだな。
と思えば、やっぱりまだ諦めきれない自分に気づく。

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