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「どれ乗りたい?」
『これ!』
「おっけー。いこ?」
手を繋いで歩く人混み
その人混みさえ、今は楽しくて
涼の腕にぎゅ、と寄り添えば
「どした?」
って優しい顔
『なんでもなーい
あ!ねえ、あれ。
つけたい!』
いく先に見つけた、カチューシャのお店。
いいでしょ?と涼を見れば
「つけるか、お揃いで」
って、また頭をポンポンと
してくれる。
.
どれがいいかな?
と手にとって頭につけてみる
「かわいいじゃん」
『ほんと??
涼は…これ?』
同じものの男の子のカチューシャを
涼の耳にかければ
さすが、涼はかっこよくて。
「どう??」
『めっちゃ似合ってる』
「じゃ、これにするか」
それを購入して、今度こそ
アトラクションに向かえば
涼は
「ね、凄い楽しい」
って
『私も!
カップルってこんな感じなんだ』
「なにそれ、カップルでしょ??」
『うん!そうだね!』
手をぎゅっと握れば
握り返してくれる大好きな涼が隣にいる。
いつのまにか、この間のことなんか
頭から無くなってた。
.
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作者名:ちゅっきー | 作成日時:2019年7月8日 21時