君は年上幼馴染【幸村精市】

3話 ページ5

「楽しみー！！気になってたから嬉しいや」


映画が始まるまで後数分。


「俺も少し気になってたんだ。有名な監督が作ってるらしいしね」


「そーなの！これで学校の話題に乗れるや」


「そんなに見てる人いるの？」


話は途切れることはない


「て言っても私の友達が見てるってくらいかな」


「あぁ、この前話してた？」


電話で話した時に聞いた友達


高校に入ってからの最初の友達らしい


「うん、すごいオススメしててね。結局は見に行くつもりだったし、せーちゃんとも来れたし一石二鳥だね！」


「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいよ」


…できればあまりそういうことをすぐ言って欲しくないけどね


「あ、始まるよ」


「楽しみだな〜、終わったら感想聞かせてね！」


「ふふ、分かったよ」






「面白かったー！」


「そうだね、終盤のギリギリで勝つところとか面白かったかな」


高校一年生の主人公が全国を目指して各校の選手と戦い最後には王者と呼ばれる強豪校を倒すというストーリー


…どこかで聞いたことがあるな


まぁ、Aちゃんも楽しそうだし、面白かったしいいか

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