君は年上幼馴染【幸村精市】 (ページ17)

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15話ページ17

日曜日の11時前の駅前

「あっ、せーちゃん！」

「Aちゃん、いきなり誘ってごめんね、」

流石にいきなりすぎたよね

「えっ、全然いいよ？私もせーちゃんと遊びに行くの好きだし」

「えっ、あっ、そう？よかった！」

「？うん」

“好き”という言葉に異様に反応してしまった

…落ち着け俺…

「それで、どこ行くの？」

「あぁ、新しく開いた植物園行こうかなって」

開いて間もないけど結構話題になっているらしい

…ただ俺が行きたかっただけなんだけど

「あぁ！最近有名なとこね！丁度よかった、私も気になってたんだよね～」

「！よかった、俺が行きたかっただけだから楽しんでもらえるか不安だったんだ」

本当に丁度よかったな

「…私はせーちゃんとならどこ行っても楽しいよ？」

…えっ、え？

「えっ、えAちゃん、それって、」

「せーちゃんは楽しくない？私と遊ぶの」

いきなりの会話に頭が真っ白になった

「…俺はっ、楽しい！Aちゃんと遊ぶのは楽しいからっていうのもあるけど、俺はAちゃんが好きだから少しでも多く一緒にいたいから誘って…」

言いすぎた

え、今告白したよね？好きだからって

自分の顔が赤くなってるのがわかる

Aちゃんを見ると少し顔が赤かった

「え、いや、ちょっと待って！今の忘れて！」

「…うーん、それはちょっと無理かな～、それに私が忘れたくない」

…俺の顔さらに赤いんじゃないだろうか