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[9]自主練 ページ9
バカにされたり笑われたりで、なんだかムシャクシャして、体を動かしたくなった。
この際、バック転を練習しておこうと思い、体育館へと向かった。
体育館の扉を開けると、誰かがバック転をしていた。
あのキレイなバック転は…
まだ記憶に新しい、あの人のバック転。
翔「流？」
俺が声をかけると、流は動きを止めた。
「何やってんだよ、チビ。」
翔「その呼び方やめろ(怒)」
「じゃあ童顔。」
翔「〜っ(怒)」
さっきと何ら変わってねぇよ!!
「冗談だよ。櫻井だろ？これから自主練でもすんの？」
翔「うん……そうだ！流、練習付き合ってくれない？」
「誰が呼び捨てにしろって言った」
翔「空中でさかさまになるっていうのが、どうしても怖くてさ…」
「俺の話を聞け(怒)」
なんか流って、いじりがいがありそうな奴だな(笑)
「ったく…しょうがねぇな…」
そう言って、渋々練習に付き合ってくれることになった。
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作者名：杏仁 | 作成日時：2010年6月20日 18時
