オ サ ナ ナ ナ ジ ミ 。

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文化祭は無事終わり、教室の後片付け。


「ほんと楽しかったね！」

制服に着替えたユンジちゃんは、ほうきで掃き掃除をしながらも嬉しそう。


『ねー！いろんなところ一緒にまわってくれてありがとう！』

「ううん。Aちゃんと写真もいっぱい撮れたし満足！」


あぁ……可愛い……

こんな可愛い子がどうして私なんかと友達になってくれたんだろうって考えちゃうくらい可愛い。




「そういえば今日部活ある？」

『ないけどどうして？』


どうやら相談したいことがあるらしい。

そんなに改まって話したいことってなんだろう。

気になったけど今は片付けに専念することにした。


.

.

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みんなと別れて学校近くのカフェに寄る。


『それで相談したいことって？』


向かい側に座り、なかなか本題には触れないユンジちゃんにこちらから話を振ってみた。


「あ、あぁ…いざ話すとなるとちょっとためらっちゃって……」


さっきまで今日の話で盛り上がっていたのに、急に視線を下ろしモジモジし始めた。


『じゃあ無理に話さなくてもいいよ？私いつでも話聞くから』


「大丈夫、ちゃんと話せるよ」



とは言うものの出だしでつまってしまうのか、

ずっと

「あの、えっと…」

を繰り返している。



「あー…自分から相談もちかけておいてごめんね」

『大丈夫大丈夫。急いでないからゆっくりでいいよ』




それからしばらくしてストローを咥えアイスティーを一口飲むとまた口を開く。


「あのね、私……」


下げ気味だった顔を上げ、どこか決心したような様子が伺える。






「……好きなの。………ダニエル君が…好きなの」



『え……？』




「修学旅行で告白しようと思ってる」

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