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どうして私だけ…
誰かついて来てくれたっていいじゃん…
昼休み、心の中で不満を呟きながら図書室へやって来た。
文化祭まであと1週間。
学校中は準備で盛り上がっている。
私たちのクラスはハロウィンカフェという、いわゆるコスプレ喫茶をやることになった。
クラスのみんなは内装に使う小物やらメニュー表やらを作るのに忙しいらしく、
職員室から帰ってきたばかりの私が、当日教室に飾る洋書や絵本を借りてくるように頼まれたのだ。
どうせこんな時期に図書室使ってる人なんていないだろう、と思いながら奥に入っていくと読書スペースで人影を発見。
あれ…？
『ジニョン君…？』
そこにはノートに筆を走らせているジニョン君がいた。
つい口にしてしまうと、動かしていた手を止め顔を上げ、
「先輩…！」
『ご、ごめんね！邪魔しちゃって！』
「全然大丈夫です！
…先輩はどうしたんですか？」
『私はー…ちょっとパシりに使われて』
他には誰もいなさそうだからジニョン君の前に座った。
どうやら勉強していたようだ。
『ずっと勉強してたの？』
「はい。…俺、家でもダンスの練習ばっかで勉強してなかったせいで前回のテストやばかったんですよ。それで親に怒鳴られて…」
少し恥じらいながら話すジニョン君。
なるほど。図書室を利用するイメージはあまり無かったからびっくりした。
『この時期って全然人いないんだね。』
「俺もまさかこんなに空いてるとは思わなかったです。やっぱみんな文化祭準備で忙しいんすかね。
……あ、先輩、今時間大丈夫ですか？」
『大丈夫だけど…どうしたの？』
そう答えると、ぱっと笑顔になり数学のノートを差し出してくる。
「この問題教えてもらいたくて。」
この日から文化祭が終わるまで、昼休みに図書室へ来てジニョン君に勉強を教える日が続いた。
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しずく(プロフ) - 通行人さん» ありがとうございます！遅くなってしまい申し訳ないです。やっとオサナナナジミ。2を公開できますので楽しみにして頂けたら嬉しいです^^ (2018年7月23日 14時) (
レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - せりさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださってるんですか。有難いです！もうすぐ続きを公開しますね^^ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - yuuhattoriさん» ありがとうございます！そんなに喜んで頂けてるなんて嬉しいです；；そろそろ2の方を公開しますので！ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
通行人 - 面白いです！続き気になるああああああ (2018年7月8日 17時) (レス) id: b198da2ece (このIDを非表示/違反報告)
せり - 今回も面白い！オサナナナジミ。2嬉しすぎます。楽しみにしています！！頑張って下さい^_^ (2018年7月7日 21時) (レス) id: a32ee9cad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2018年3月7日 22時
