オ サ ナ ナ ナ ジ ミ 。

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今日はユンジちゃんとショッピングモールでお買い物。

例の水着を買いに来たのだ。


ユンジちゃんは淡い水色のワンピースを身に纏い、白い肌がより一層映えている。

一方の私は午前練習だった部活からそのまま来たため上下ジャージ姿。

やっぱり着替えてこればよかった…。




「Aちゃん、これなんかどう？」


この時期とだけあって、大きく特設されている水着売り場でユンジちゃんが差し出したのは黒ピンクのビキニ。


『いいじゃん！ユンジちゃんならどんなのでも似合いそうだからね！』


「違う違う！Aちゃんが着たらどうかなって。」


『私が！？』


私にそんな…大胆なものは…。


この前はダニエルに後悔させてやろうだなんて思ったけど、

いざ買うとなるとためらってしまう。



『私にはこれぐらいが丁度いいよ。』


胸元が隠れるホルターネックのタイプ。

自分の身体に自信があるわけでもないし、かといってスク水なんて嫌だし。

ユンジちゃんみたいなスタイルだったら選びたい放題なんだろうけど。


「えー、せっかくなんだからこういうのにしちゃおうよ！
来年の夏は受験で遊びどころじゃなくなっちゃうよ？
高校生の内に水着着るの最後になるかもしれないしね。」


あぁ、そっか…確かにそうだね。

それなら……よし、今年の夏は思い切って…！


謎の決心がついて、2人でお互いに似合いそうな水着を探し合った。



『これとかどう？』


私が見つけたのは今日のワンピースと同じような水色がベースの花柄の水着。


「わ〜私もAちゃんに花柄勧めようとしてたの〜！

…あ、ちょっと待って。こっちの方が似合いそう。」


そう言って数ある中から取り出したのは白色の水着。
レーススカート付きでひらひらしている。
シンプルだけど、どこか惹かれるものがある。


『可愛い！』


「でしょ〜？絶対Aちゃんに似合うよ！」



ということで、私はユンジちゃんが選んでくれた白の水着、

ユンジちゃんは私が選んだ花柄の水着を買うことになった。

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