オ サ ナ ナ ナ ジ ミ 。

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『最低。』


またカーテンを閉めてやろうかとも思ったけど、やっぱり入れてあげた。




「お前リアクション良すぎ。
ほんとおもしろいな。」


未だお腹を抱えて笑っているダニエル。



『うっさい…！
私、本当に怖かったんだから…うぅっ…ダニエルでよかった…。』


「えっちょっ、泣くなって！
ごめんごめん、悪かったから！」


恐怖による体の震えは治まったものの、今度は安堵から涙が溢れてきた。


『ダニエルのばか！あほ！
これからダニエルに漫画貸さないようにオッパに言っとくから！』



こんなに言ってもダニエルは怒りもせず微笑んで、



「ごめんって。これやるから許して。」


冷えた炭酸飲料をほっぺたに当ててきた。



『……買ってきてくれたの？』


「俺が飲もうと思って買ってきたやつ。」



とか言うけど、コンビニの袋には、もう1本同じペットボトルが覗いている。


そんな素直じゃないところが微笑ましくて、知らない内に涙は引っ込んでいた。



『ありがとう。』



私、本当にこの人のこと好きだなあ。



.

.



『そういえばね、ジェファン君が今度海に行かないかって。』


「ああ、確かそれ俺も前言われた。」



この前ジェファン君からメッセージが来て、予定が空いてる日を教えてと言われた。

いくらなんでも3人では間が持たない気がするので、ユンジちゃんも誘おうと思ってる。



「でもお前泳げないじゃん。」


『まあ、そうだけど…なんとなく入るくらいなら…』


泳げはしないけど軽く海水に触れる程度でも楽しめる気がする。



『あさって友達と水着見に行くんだ〜。』


「やめとけやめとけ。
お前にはスク水が一番似合うから。」



そうやってまた馬鹿にした笑い方。


うぅ…悔しい…

今馬鹿にしたこと後悔させてやる…！

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