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家が隣同士の私たちはどちらかの家で遊ぶことが多くて、物心つく前からずっと一緒にいる気がする。
でも、両親が共働きの彼の方が私の家に来ることが多かった。
あれは今から9年前、小学2年生の時だった。
その日も学校が終わってから当たり前のように彼が家に来ていて、
「俺らみたいな仲のこと、なんていうか知ってる？」
リビングでママが出してくれたおやつを食べていると突然そんなことを聞いてきた。
『んー…ともだち…？』
「それも間違ってないけど、もっといいのがあんの！
オサナナナジミっていうんだぜ！」
『オサナナナジミ…？』
あの時の得意げな顔。
今考えたらよくもあんな堂々と間違ったこと言えたな、っておかしく思えてくる。
でもまさか間違ってるだなんて思わなかったから、こんなこともあった。
『ジソニオッパ！私とダニエル君の関係ってなんていうか知ってる？』
当時中学1年生だったジソニオッパはいつも私の世話をしてくれる優しいお兄ちゃん。
とにかくその日得た知識を自慢したくて、夕食後テレビを見てくつろいでいる時に聞いてみた。
「なになに？なんていうのー？」
『オサナナナジミっていうの！』
「ん？なんて？」
『オサナナナジミ！』
「A 惜しい！ナがいっこ多い！オサナナジミでしょ？」
『違うよ！ダニエル君が教えてくれたんだもん！ダニエル君の方が合ってるもん！』
「母さん、Aがニエリに間違ったこと教えられてるー。」
あの時、素直にオッパの訂正を聞き入れていればよかったのに…。
好きな男の子の言う事は自分の中で絶対的なものだったんだ。
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しずく(プロフ) - 通行人さん» ありがとうございます！遅くなってしまい申し訳ないです。やっとオサナナナジミ。2を公開できますので楽しみにして頂けたら嬉しいです^^ (2018年7月23日 14時) (
レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - せりさん» コメントありがとうございます！楽しみにしてくださってるんですか。有難いです！もうすぐ続きを公開しますね^^ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
しずく(プロフ) - yuuhattoriさん» ありがとうございます！そんなに喜んで頂けてるなんて嬉しいです；；そろそろ2の方を公開しますので！ (2018年7月23日 14時) (レス) id: 1f3b3782e0 (このIDを非表示/違反報告)
通行人 - 面白いです！続き気になるああああああ (2018年7月8日 17時) (レス) id: b198da2ece (このIDを非表示/違反報告)
せり - 今回も面白い！オサナナナジミ。2嬉しすぎます。楽しみにしています！！頑張って下さい^_^ (2018年7月7日 21時) (レス) id: a32ee9cad6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しずく | 作成日時：2018年3月7日 22時
