乙骨くんに捧げます。 【乙骨憂太】

2、トモダチ ページ3

、







「いやぁー、あの時の憂太は凄かったな」

「しゃけしゃけ」

「俺でも惚れそうになったぞ」


「ねー！、私もキュンってなったよ」




「「え」」






僕含めて、三人の声がハモった。
狗巻くんも「ツナマヨ！？」と驚いている。





ん？ん、？Aちゃんは少し天然なところあるかもしれないけど、キュンって？






「お、おい、A大丈夫かー？」


「え？なにが、」


「おい、無意識かよお前も相当タラシだな。」


「た、タラシ！？真希ちゃんどういうこと！？」

「そういうこと」





えーー！っと不満そうな顔をして真希さんにくっつくAちゃん、すこし、可愛いななんて思っちゃったりして。






「こんぶ？」


「えっ？いや、嬉しいよ？」


狗巻くんは「みんなに褒められてどうなの？」的なことを聞いてきたので、咄嗟に答えた。






「いくらーツナ？」


Aちゃんが言った言葉についても嬉しいか、と。





「う、うん、嬉しいよ。悪い言葉じゃないしね！」









何故か、僕は顔が熱くなっていた。








「しゃけえー」



狗巻くんは意味深な笑みを僕に送って、みんなの方へ行ってしまった。









なんで僕、顔こんなに熱くなってるんだろう、狗巻くんはどうしたのかな。




「乙骨く〜ん！いつまでもトボトボ歩いてたら、授業遅れちゃうよ〜！」



「あっ！ごめん！」







僕は急いでみんなのいる所へ、走っていった。








「Aって一番人懐っこいのに、憂太だけにはまだ乙骨呼びだよな？」



「いーの！」

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