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六杯目 ページ7
朝日が差し込む部屋の中で、床や壁に付着した血痕がこの場所に起こった出来事を物語っている
「こんなものか」
人を殺めた…一つの命を今持っているナイフで狩ったのにその程度にしか思えない私は感覚が鈍っている。もしくは狂っているのだろうか
証拠を全て消して何事もなかったかのように部屋を出る
監視カメラの死角を歩き
アスファルトの上に足を踏み入れたのは、もう通勤通学の時間も過ぎていた
ささっと帰って次の組織のネタを掴まなければ
毎日が命がけの綱渡りのよう。休んでる暇もなく情報を得るために動き続ける
私には立ち止まっている時間がないのだから
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作者名:白奈うどん | 作成日時:2018年1月2日 19時