消えた惑星

21話 ページ23

メタナイトは次のページをめくる。


「夢の泉！」


次のページは夢の泉についてだった。

「ここにもあったの？」


夢の泉は、ポップスター、そしてミルキーロードと呼ばれる銀河の七つの天体に存在する場所。

力の源であるスターロッドで夢を水のように湧き上がらせ、やがてしずくとなったあと霧となり世界中に広がり、ひとびとが夢を見ることができる。



「ああ。ナイトメアは初めウォーリアにある夢の泉を狙っていた。」

「どうして？」


「ウォーリアにあった夢の泉、そしてスターロッドの効力はほかのものに比べ数倍あったからだ。

　真偽は定かではないが、その力だけでギャラクティック・ノヴァを呼び出すことができるという話もあった。」




ギャラクティック・ノヴァは、銀河の果てにあるという機械仕掛けの巨大彗星。
前述のミルキーロードを作り出すと現れ、願いを一つだけ叶えてくれる。


ナイトメアは夢の泉の支配によって、好きな願いがなんでも叶える大彗星も手の内に収めることができる。


それは必ず銀河を破滅の一途へ導く。

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