消えた惑星

15話 ページ17

「ふぁぁ...ぽよ...？」



「おはよう、カービィ！」







(この声...また、夢の中に？)



前と同じように目は見えない。

けれど、今話しているこのひとの声は同一人物で間違いない。




「いまからだいおーのとこにいくんだよ。」


「ぽよよう？」



「そう。ぼくたちのほしからはとおいほしのだいおーなんだって。ぼくはあんまりしんじてないけどね。」





大王と名乗るのに、大王ではない...


どこかで聞いたことがあるような。



「もうすぐつくからね。」




このひとは、これが現実であったことを夢として反映しているのならば、カービィと関わりのあるひとなのだろうか。

妙にリアルで、妙に懐かしく感じて...



「だいおー！あそびにきたよ！」





「...だから、ここは気軽に遊びに来るとこじゃねぇって何回も言ってんだろーが！」



「なんだかんだいってだいおーあそんでくれるじゃん。」




(あれ、)



「今日はお付きの騎士いないんだな。」



(この声)



「そんないいかたしないでよ...おしごとがのこってるんだって。」



「そうか、残念だな。」





(まちがいない...










　デデデ大王の声だ。)

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