11話 ページ13
デデデ大王は担いでいた袋をテーブルに置く。
「これは...」
「この前、城が崩れた衝撃で大砲もやられちまってな。お前こういうの詳しいだろ、何とか直せないか?」
袋の中には、変形した大砲のパーツが入っていた。
いくら硬い大砲でも、瓦礫に押し潰されたり高いところから落ちた衝撃には耐えきれなかったようだ。
「古い型のようだな。」
「だいぶ昔からある大砲だからな。最近威力も落ちてる気がする。」
「直すとなるとかなり値が張る。遠くから取り寄せなければ...」
難しい話をしているようで、カービィはうとうとし始めた。
瞼が重くなり、しだいに身体がゆらゆらと揺れてきた。
「ったく、こいつもまだまだ子供だな。」
カービィはデデデ大王に寄りかかって寝てしまった。
軽く揺さぶっても起きない。
「カービィに惑星ウォーリアについて聞かれた。」
「...思い出したって?」
大王の目付きが鋭くなった気がした。
「図書館で本を見つけたそうだ。」
メタナイトは惑星ウォーリアの本を大王に差し出す。
足を組み直し、大王は本を手に取る。
「そんで、お前に聞きに来たと。
あいつのことは話したのか?」
「...まだ話していない。」
「わかってんだろ、もう取り返しがつかねぇことだ...それに、あいつが望んでやったことだ。お前が後悔してんじゃねぇよ。」
「...そうだな。」
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おすし(プロフ) - 話のキリがいいところで続編に移行します。まだまだ出てくる気配がありません。 (2022年10月6日 21時) (レス) id: 5dfac0f441 (このIDを非表示/違反報告)
悪ノ アリス - ちょっと前から見ています!更新頻度が高くて嬉しいです!更新もなかなか大変だと思うので、無理だけはしないでくださいね!私作品の作成初日に更新頑張りすぎてまあまあ疲れちゃったので。まぁあの程度の更新で疲れる私も私ですけどね。長文失礼しました。 (2022年8月25日 18時) (レス) @page17 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おすし | 作成日時:2022年8月4日 0時