110.クランクアップ ページ10
ドンヘが来た。
DH「A、黒と水色とピンク、どれがいい？」
「？！」
DH「なんかキュヒョンが聞いてみてって。俺は水色って言ったんだけど。(←)」
「え。あの。」
DH「何の色かわかんなかったら答えようないよね。教えてくんなくてさ。
心理テストかな。」
「・・ピンクって言っといて・・(汗)」
・・びっくりした。
隣を見るとスジンちゃんがくすくす笑ってる。
ｽｼﾞﾝ「すみません、いたずらっ子で。キュヒョンオッパはドンヘオッパのこと大好きだから(笑)」
DH「え？そう？・・えへ。」
ドンヘ・・うれしそう。(←)
・・いいけどさ。
私まで一緒にからかわれてるような・・(汗)
用意してくるね、と言ってドンヘは向こうに行っちゃった。
「もう下着のことは忘れるよ・・。カップルに見えそうな服選ぶだけでも疲れるのに・・。」
ｽｼﾞﾝ「大変ですね、オンニ(笑)」
「・・まー楽しむよ・・。」
・・・
最後のシーンだ。
ミンソとスジンちゃんが抱き合うところを撮影して。
モノローグを録音。
クランクアップのその瞬間はいつも感動的で。
作り上げた作品と共有した時間、今まで毎日一緒だったスタッフや共演者との別れがごちゃまぜになって複雑な気分になる。
花束を抱えてみんなの輪の中にいたミンソがこちらに来た。
ﾐﾝｿ「A、お疲れ！」
「ミンソもお疲れ！」
逞しい胸に飛び込んでハグする。
いろんなことがあった現場だけど、ミンソがいてくれてほんとにうれしかった。
ﾐﾝｿ「ドンヘにヤキモチ妬かれるな(笑)
・・ほら、あっち見てみて？」
「え？」
見ると、ちょっとショックそうな顔してこっちを向いてる。
離れようとするけど、ミンソが面白がって離してくれない(汗)
DH「・・ヒョン！ダメです！！」
駆け寄ってばりっと私を引きはがすドンヘ。
ﾐﾝｿ「はいはい。(笑)」
ミンソの笑顔につられてドンヘも笑顔になって。
私も笑顔になる。
私を後ろから軽くハグしたまま。
くっついて歩くドンヘ。
・・離してほしいんですけど。(←)
DH「A、現場が終わってもいっぱい会いに行くから。愛してる。」
こそっと耳元でそんなことを言うから。
少し顔が赤くなったんじゃないかと心配しながら。
「・・うん。」
と小さく返事だけした。
こんなに人がたくさんいるところで、
『うれしい』とか『愛してる』とかは到底言えなくて。
ただ伝わるように、目の前にあるドンヘの腕をきゅっと握った。
111.かわいい相談(DH)→←109.勝負下着(YOU/EH)
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 582人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちづ(プロフ) - ぼむさん» こんばんは、こちらのサイトではアップしてませんが、青印良品でひょく、やってます。よかったら私のプロフにあるURLからどうぞ♪ (2013年9月13日 0時) (
レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ぼむ(プロフ) - ひょくver読みたいてす (2013年9月9日 0時) (レス) id: 3de67abfa3 (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あいさん» こんにちは、ありがとうございます〜＾＾なんというタイミング。実はですね、こちらとは別に、よじゃさんと共同サイトをオープンしまして。そちらでヒョクちゃんの連載を始めました。もしよろしかったら遊びに来てくださいね＾＾URL、私のプロフに載せてますので〜。 (2013年4月26日 16時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - キキさん» こんにちは、ありがとうございます♪わー、なんだかいっぱい読んでくださってありがとうございます！！お魚ペンですか？私はギュペンですが急にお魚ブームが始まり、この小説を書くに至りましたｗｗドンヘも機会があればまた書きたいので、その際はよろしくお願いします (2013年2月24日 15時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - うぎょるぎゅから、おさかなちゅうに流れて読み始めて全部読み終わりました！すっごくよかったですぅ(ノ_＜)お魚ペンにはたまらなかったですwパンツの色のくだりでの「中身が肝心」に1人で爆笑しましたｗｗｗｗよるぎゅも読みました！最高でした\(//∇//)\ (2013年2月22日 10時) (レス) id: d22a036eca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちづ
| 作成日時：2012年9月25日 2時
