122.ソンムル(DH) ページ22
DH「A、こっち。」
食事が終わって、
ヌナの手を取って部屋の隅っこにある、外を眺められるよう設置されたベンチへ腰かける。
なんだか凝ったつくりのベンチ。
クッションとひざ掛けが置いてある。
寒くもないけどヌナの足が気になりすぎて(←)ひざ掛けをかけてあげる。
DH「さっきもこれかければよかった。」
「？」
DH「従業員のお兄さん、絶対Aの足に見惚れてた。」
「・・何言ってるの(笑)」
DH「いや、ほんとに。自慢したいとか思ってたけど、あれだ。ダメだ。
俺、ヤキモチ妬いちゃう。」
真面目に言うけど。
「ふふ(笑)」
笑って受け流すヌナ。
本気なんだよ？
DH「・・A。」
名前を呼んで、
さっきこそっとクッションの下から出した、ソンムルを渡す。
「・・何？」
DH「・・告白したときも、この前の記念日も何もできなかったから。」
「・・開けていい？」
DH「ん。」
「・・きれい。香水？」
DH「ん。好きそうだと思って。
もし香りが気に入らなくても、部屋に置いてもらえるしと思って。」
ほんとは香りも絶対気に入ると思うんだけど。
っていうか俺はすっごい好きだしつけてほしいけど。
「・・うれしい。ありがとう。あとでつけてみていい？」
DH「ん・・うん。よかった。で、これ。おまけ。」
「・・もらいすぎじゃない？」
DH「いや、ほんとにおまけだから。」
一緒に小さな箱を手渡す。
ほんとはもっとすっごいいいのをあげたいんだけど。
付き合ってまだ日が浅いし、ヌナに負担になりそうで。
できるだけシンプルで、普段つけてもらえるのを選んだ。
「・・ピアス？」
DH「うん。こっちの耳だけ、穴が二つあるから。1個だけ。
・・その、普段。つけてもらえるかなと思って。」
「・・。」
ヌナは手に持ったピアスに目線を落として。
返事がない。
ああ、なんかダメだった？
DH「・・A、あの、無理ならいいんだけど。」
驚いたように顔を上げたヌナの瞳がうるんでる。
どうしよう、なんで泣くの。
「どうして。絶対外さない。・・うれしい。」
あ、喜んでくれたのか。
・・俺もうれしい。
普段は小さい石のピアスがつけてあったり、何もついてなかったりする。
今日も何もついてなくて。
そこなら毎日つけてくれるかなと思ってた。
正直、『絶対外さない』、は、うれしい。
つけてあげたいんだけど。
上手にできそうにない。(←)
もう黙っとこ・・。
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ちづ(プロフ) - ぼむさん» こんばんは、こちらのサイトではアップしてませんが、青印良品でひょく、やってます。よかったら私のプロフにあるURLからどうぞ♪ (2013年9月13日 0時) (
レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ぼむ(プロフ) - ひょくver読みたいてす (2013年9月9日 0時) (レス) id: 3de67abfa3 (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あいさん» こんにちは、ありがとうございます〜＾＾なんというタイミング。実はですね、こちらとは別に、よじゃさんと共同サイトをオープンしまして。そちらでヒョクちゃんの連載を始めました。もしよろしかったら遊びに来てくださいね＾＾URL、私のプロフに載せてますので〜。 (2013年4月26日 16時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - キキさん» こんにちは、ありがとうございます♪わー、なんだかいっぱい読んでくださってありがとうございます！！お魚ペンですか？私はギュペンですが急にお魚ブームが始まり、この小説を書くに至りましたｗｗドンヘも機会があればまた書きたいので、その際はよろしくお願いします (2013年2月24日 15時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
キキ(プロフ) - うぎょるぎゅから、おさかなちゅうに流れて読み始めて全部読み終わりました！すっごくよかったですぅ(ノ_＜)お魚ペンにはたまらなかったですwパンツの色のくだりでの「中身が肝心」に1人で爆笑しましたｗｗｗｗよるぎゅも読みました！最高でした\(//∇//)\ (2013年2月22日 10時) (レス) id: d22a036eca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちづ
| 作成日時：2012年9月25日 2時
