7話 ページ7
「「「かんぱーい！！！」」」
居酒屋にて。
仕事が終わってすぐ私のところに駆けつけ、
逃がさないぞと言わんばかりの眼差しで引きずられてきた。
桃山「この企画成功したら飲み行こう！」
貴方「飲みながらその話する？笑
バカだな〜凌は」
桃山「うるせぇ！笑
長野！今日は俺の奢りだからどんどん飲めよー！」
長野「ほんとっすか！ごちそうさまです！」
貴方「長野はこんなバカにならないでね…」
なんやかんや楽しくお酒は進み、時刻は23時を回った。
桃山「もうこんな時間か…結構飲んだな。
明日は休みだけど、この辺でお開きにするか」
凌の一言で帰る準備を始める。
貴方「私ちょっとお手洗い行ってくるね。
先外出てて！」
そう言って私はトイレに向かった。
トイレから出ると、凌が通路に立っていた。
貴方「あれっ、どうしたの凌？
外で待っててくれたらよかったのに。」
桃山「いやぁそうしようと思ったんだけど、
出口付近に座ってたサラリーマンの会話があまりに下品だったから、ちょっと心配になってな。笑」
貴方「え、なに私の心配してくれたの？笑
そんなの全然大丈夫なのに！」
凌はこう見えても結構真面目で気を遣ってしまうから、女の私を心配してくれる。
桃山「俺の勝手だ、早く行くぞー」
貴方「ありがとう、凌！」
吉沢「…Aちゃん？」
貴方「…え、よしざわくっ…！！？…っ」
慌てて口を塞ぐ。
トイレのすぐ近くの個室からひょっこりと顔を出したのは、いつぶりの吉沢くん。
吉沢くんの思わぬ登場に、ここが都会の居酒屋であることを忘れて大声を出してしまった。
桃山「…？どうしたA、知り合いか？」
貴方「…え、あ、いや…」
ここで知り合いと言っていいのか、ただ2ヶ月前にコンビニで話しただけの関係だし…
先を歩いている凌も、相手が吉沢亮だとは気づいてないみたい。
私がどう返事をすればいいか口籠もっていると、
吉沢「…あぁ、彼氏さんと一緒だった？
ごめんね、邪魔しちゃって。」
貴方「あっ…」
吉沢くんは私に小さな声でそう言うと、
少し浮かない顔でトイレに行ってしまった。
…せっかく会えたのに。
桃山「Aー？行くぞー？」
貴方「……っあ、うん、ごめん」
私はかなり落ち込みながらも、凌の後について居酒屋を出た。
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synk - 一気読みしてしまいました！最高でした！もう更新の予定はないのでしょうか…？続きが気になります。頑張ってください！ (2021年11月1日 3時) (
レス) id: ffd759584a (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 34話のここの部分 私はというと、吉沢くんの気持ちに気付いて 胸を抑えて動かないでいる。 これ正しくは吉沢くんへの気持ちに気付いてではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは私の家に泊まらせるわけにはではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません｡｡｡ お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 33話のここの部分 佐伯くんとはマネージャーさんのことだろうか。 分からないけど、とりあえず私の家に泊まるわけにはいかない。それは阻止しないと！ (2021年10月4日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - またまた続けてのコメントですみません。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2021年9月9日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二の腕 | 作成日時：2021年8月1日 21時
