17話 ページ17
スタッフ「吉沢さん、杉咲さんクランクアップでーす！」
パチパチパチパチ
全ての撮影が終わり、
役者の2人がクランクアップ。
吉沢くんは花ちゃんから、花ちゃんは吉沢くんから
それぞれに花束が渡される。
2人は抱き合って、お互いにありがとうと言い合っていた。
吉沢「えー暑い中皆さん撮影お疲れ様でした。
トラブルもありましたが、皆さんのおかげでいいCMが撮れたんじゃないかなと思います。
この商品も僕自身すごく気に入ったので愛用したいです！本当にありがとうございました」
吉沢くんらしい冗談まじりの感想で周りを沸かせる。
杉咲「撮影お疲れ様でした。
私は◯◯さんの商品を普段から使わせて頂いているんですけど、さらに好きになりました。笑
本当にありがとうございました」
花ちゃんに我が社の商品愛用してもらってるなんて…
泣ける
長かったようであっという間だったこの企画も、
あとはスタッフさんにお礼の挨拶をするだけとなってしまった。
多分吉沢くんと会えるのは自分がイベントを勝ち取った時だけだと思うけど、
吉沢くんの連絡先が入っているっていうだけで距離が近くなったような気がする。
スタッフさんに挨拶を済ませ、私たち3人は凌運転の車に向かう。
吉沢「Aちゃん！」
後ろからかけられる声。
吉沢「形だけじゃないから、ちゃんと連絡する。」
笑顔でそう言われ、
形だけじゃないの意味を何となく理解してしまった私は顔を赤くする。
貴方「…っはい！待ってます」
嬉しさと、恥ずかしさと、期待で声が裏返る。
それに笑った吉沢さんは、私に軽く手を振って
ロケバスに踵を返した。
________________________
貴方「………夢？」
夜
自宅に戻り全てを終わらせてベッドにダイブすると、
今日の出来事は全て夢だったんじゃないかと思う。
時刻は23時過ぎ。
何だスマホを見ても吉沢くんからの連絡はない。
連絡先は確かに入っていて、
そこまでは現実なんだと確認する。
貴方「…形だけじゃないっていう所から夢か」
そうか、あれは私の夢。
吉沢くんの優しいイメージを崩したくがないために
考えた私の妄想だったんだ。
ガッカリしたものの、枕に頭を乗せると嘘みたいに落ちる瞼。
いつの間にか眠ってしまった。
ﾌﾞﾌﾞｯ
亮今日はありがとう。
亮今週の土曜って暇かな?
.
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synk - 一気読みしてしまいました！最高でした！もう更新の予定はないのでしょうか…？続きが気になります。頑張ってください！ (2021年11月1日 3時) (
レス) id: ffd759584a (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 34話のここの部分 私はというと、吉沢くんの気持ちに気付いて 胸を抑えて動かないでいる。 これ正しくは吉沢くんへの気持ちに気付いてではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは私の家に泊まらせるわけにはではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません｡｡｡ お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 33話のここの部分 佐伯くんとはマネージャーさんのことだろうか。 分からないけど、とりあえず私の家に泊まるわけにはいかない。それは阻止しないと！ (2021年10月4日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - またまた続けてのコメントですみません。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2021年9月9日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二の腕 | 作成日時：2021年8月1日 21時
