７話 ページ9
異変に気が付いたときから１か月がたとうとしていた。
「まま〜行きたくない〜〜〜！」
そういう私に
「弟が大変なの！！！！！病気じゃないんだから行きなさい！！」
と言われた。
わかってるってば。
怒らないでよ。
私のストレスも限界だった。
その日の給食。
また静かにひっそり食べていた。
この時間が居心地悪い。
私のことをキモイ。って言ってる声がいつの間にか聞こえる。
いじめは悪化していた。
悪化してからだいぶたつけど(笑)
早く食べよ。
そこでふうかとももと少し仲がいい女の子が聞いた。
「ふうかともも、Aと仲良くしてたのになんで？」
って。
思わず聞き耳を立てた。
笑いながらももは言った。
「一年半くらい前からずっと嫌いだったよ！！！！ｗｗｗｗｗ」
ふうかは
「いや、それなｗｗｗｗｗｗｗｗｗキモイしｗｗｗｗｗｗ」
いちねんはんくらいまえからずっときらいだった。
零れそうな涙と、ずきずきする胸を必死に抑えた。
食べ終わらせるまで私の悪口は続いた。
「キモイんだもんｗｗｗｗｗｗ」
「確かにｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
「ずっと嫌いだったのにねｗｗｗｗｗｗｗ」
歯ブラシをしに廊下をでる。
「行っちゃったよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
あざ笑う声。
今もはっきりと覚えてる。
教室へ戻ってきた時だって、
「来たよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
「あいつのものとか汚くて触りたくないわｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」
「だってよけてるもんねｗｗｗｗｗｗｗｗ」
「当たり前じゃんｗｗｗｗｗｗｗｗ」
午前中の授業で、私の配布物を
汚い雑巾のように持ってたのはこういうことだったんだぁ！！！！！！
なんて、逃げるように頭を回らせた。
ここまでしてなんで学校へ行ってたか。
学校へ行かないとゲームができないのだ。
ネトゲ。
あの世界のフレンドは、
私のことを笑わない。
のけ者扱いしない。
卑下しない。
ネトゲの中のわずか１時間のために私は学校へ行っていたのだ。
あそこだけが居場所。
そのためだけに生きていた。
私はネトゲがあるから生きていたようなものだった。
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どこぞの行き詰まり(プロフ) - 柚梨さん» そうですか・・・！！為になったなら嬉しい限りです。こちらこそありがとうございます。 (2019年5月6日 0時) (
レス) id: 66be4c15ed (このIDを非表示/違反報告)
柚梨 - 私は、将来スクールカウンセラーなど、学校現場における心理学を学びたいと思っています。当事者の声は心に響きました。ありがとうございました。 (2019年5月5日 23時) (レス) id: a241b2fb26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どこぞの行き詰まり | 作成日時：2019年5月5日 23時
