38話 ページ39
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「今日はありがとうございました。…あと迷惑かけちゃってすみません…」
すっかり外は暗くなり、他の3人を待ってる間Aちゃんと2人で外で話していた
レト「謝んないで。気にしてないから大丈夫」
「……ありがとうございます…」
深々と頭を下げた彼女。やっぱり申し訳ないという気持ちが強いのかいつものようなウザイ絡みは一切してこない
それが少しもの寂しく感じてしまう
「…レトさんは…やっぱ優しいですね。…いつもは割と冷たくされてますけど、それでも優しい面を見ると私のしてることは本当に嫌な気持ちにさせてるのかと思ってしまいます…。
普通に話すことが出来れば問題ないかもしれないんですけど…どうにもレトさん相手だと一挙一動が尊くて。」
真面目な顔でそう言う彼女
尊いって…自分ではよく分からない感情だから俺が言うのもなんだか申し訳ないと思って、基本的に無視してるんだけど…
「でも、これからは出来るだけ我慢します。……だからその、、安心してください!」
レト「がっ……いや…頑張ってね…」
「はい。」
我慢なんて……、その言葉は言えなかった
だってそんなこと言ったら今までの自分を全否定する事になるし、Aちゃんにも混乱を与えることになる
牛沢「まーた2人で話してんじゃん」
ガ「仲良いねぇ」
「あーあこれから焼肉行こうかなって思ってたんだけど帰ろうかなー」
牛沢「HAHAHA、よし行くぞ」
「チョロ」
3人が来て、最寄りの焼肉屋に向かう
さっきもそうだけど、Aちゃんは俺との事を茶化されるのを凄く嫌っているみたい。
なんでかは分からない、俺が嫌がると思っての配慮なのかもしれない
別に、気にしてなんかない。嫌なんて気持ちもない。
それを言うのはまだ早いけど…。
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こころ(プロフ) - 尊すぎて吐きそうです!最高すぎます!大好きです!これからも応援しておりまーす!!! (2020年4月26日 18時) (レス) id: 6aceb657ff (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 新作めっっちゃ嬉しいです! ナヲルさんの作品どれも大好きなので楽しみです! (2020年2月11日 21時) (レス) id: d702a025e6 (このIDを非表示/違反報告)
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