俺の彼女は絶対に可笑しい２【キ/ヨ】

▽ ページ17

｢おーすおっす〜陰キャの引きこもりニート共元気してっかー？｣


レト｢ブーメラン頭に突き刺さってますよ｣

キヨ｢A！｣


Aの声が玄関の方から聞こえて慌ててコントローラーを放って迎えに行く


｢一瞬マジで大型犬に見えた｣

レト｢俺も｣



嫌そうな彼女は俺を避けてリビングに向かうと、荷物を下ろしてソファに座った

相変わらず彼女の対応は極めて塩。まぁ心は通じあってるしいいけどね


｢あのさ〜｣


牛沢｢何ですか？｣


｢…いややっぱ止めよ｣


牛沢｢何でだよ！言えよ！出るから！｣


｢もう用件分かってんのかよ、

あ〜……なんつーの…？イベントやろうかなーって感じで………っていうかそういう風になっちゃった｣


キヨ｢出させて下さいお願いします！！！！｣


｢えぇ〜〜キヨはやだ〜｣


キヨ｢えっ｣


｢だってお前が出るってなったらキヨ専用グッズも作らなきゃファンに怒られるし、第一私とお前の信者仲悪いから暴動起きる。｣


キヨ｢………そうだったああああぁぁ……｣


この間の一連の騒動があってから溝は更に深くなり、Aのアンチは俺のファン、俺のアンチは彼女のファンみたいな構成になってきていた


｢だから私とレトやんとガッチさんとうしざぁかな出られるとして〜、大規模でやりたくないから皆でわちゃわちゃやりたいね｣


レト｢わちゃわちゃって｣


ガ｢不安っすな｣


牛沢｢まぁ何とかなんだろ｣



えぇ…マジで俺だけ出られないとか……


キヨ｢絶対ヤダ！！｣


｢え、何が｣


キヨ｢今から生放送で俺Aのイベント出たいけど荒れるから来ないで！って言うわ！｣


牛沢｢おいそんな血迷ったことすんな！｣


キヨ｢じゃあどうしたら出られんの！？3人だけずるい！｣

｢う、うーん……じゃあルールかなんか決めるか？｣



瞳をうるうるさせて彼女に要望を強く懇願すると、出ることを前提にルールを決めることになった


.

▽→←#19【初めての】

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す