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「お客様、如何なさいましたか?」


『アンタが支配人か。あの女が突然俺らを突き飛ばして逃げたんだよ!』


『それは貴方達が色んなところ触ってくるからでしょ!』


「お客様、当店はお触り厳禁です。御遠慮頂く様お願い申し上げます。」


『はっ!知るかよ、ここはうちの組のシマだぞ!文句あんのかよ。』


「そう仰られても私はお客様をお見かけしたことはございませんが」


『なんだと?お前女だからって舐めた口聞きやがって…』



ゾロゾロと彼女を取り囲むように組のヤツらが席を立ち上がる



だが彼女は一切動じることなくただ真顔でそいつ等を見つめていた


そしてグッと彼女の襟を掴み上げる



「暴力行為も御遠慮下さい。重ねてお願い申し上げます。」


『ごちゃごちゃうっせぇんだよ!!』



男が腕を振り上げて殴ろうとする





その瞬間、Aちゃんは掴まれていた腕を掴んで、ソイツの小指を他の客には見えないように逆さに折った



『うっ…!?!?』


バッと手放したのにも関わらず、彼女は折った手の方を握手する形で握る


「お客様、少々飲み過ぎなようですね。他のお客様も裏まで運ぶようにお力添え頂けないでしょうか?」


『え、あ、…はい!大丈夫ですかカシラ?』


『お、お前……っ』



「皆様。」


連れて行かれる途中でAちゃんは、静まった客らに声をかけた



「この度は皆様にご迷惑をお掛け致しました事を誠に謝罪申し上げます。その代わりと言ってはなんですが、あちらのお客様に今宵は全額負担させて頂きましょう。」


とさっきの奴らを指指す



『は、はぁ!?どういう事だよ!』


「先程そのお客様は『ここはウチのシマだぞ』と仰っていました。私がお見かけしたことないだけで実際はそうなのかもしれません。
従って、シマで起こした揉め事はキッチリ責任を取って頂きます。

それとも…あれは見栄でしたか?」



煽るように聞くと若頭は渋々、分かった。と承諾して裏へ連れていかれる


「ありがとうございます。それでは皆様、再びお楽しみ下さい」



ぺこりと頭を下げると各テーブルから拍手が起こる



『流石でしょ、ウチの支配人』


マユミちゃんが自慢げに言うので俺も釣られて笑って答える


「せやな、中々やりおる支配人やな」




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設定タグ:真島吾朗 , 龍が如く , 秋山駿   
作品ジャンル:恋愛
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天然記念物(プロフ) - 龍が如くいいですよね!応援してます!真島さんと秋山さん、桐生さん推しです (2019年9月14日 21時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - ナヲルさんの龍が如く…!!めちゃくちゃ楽しみです…!!応援してます!! (2019年8月28日 19時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
ナヲル(プロフ) - 名梨さん» やはりうっしーからですか!!嬉しい!!!。゜(´∩ω∩`)゜。良いですよね真島さん......(・∀・)イイ!! (2019年8月7日 21時) (レス) id: c630cac283 (このIDを非表示/違反報告)
名梨(プロフ) - 私も牛沢さんの影響で龍が如くハマりました!そして同じく真島さん推しです...!! (2019年8月7日 1時) (レス) id: b6051bc71d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナヲル | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年8月6日 15時

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