検索窓
今日:16 hit、昨日:12 hit、合計:63,149 hit

【第6章】紅い烏 ページ30

翌日





「(結局どこで待ち合わせとか言ってなかったけど家で待ってればいいかな……?)」



午前9時頃

Aはまだ眠気の残る自分の顔を洗面し、テレビを付けた

そういや真島さんにも言ったけど誰かと出かけるようの服なんて持ち合わせてない



困りながらクローゼットを開けて白のワイシャツに青の長ズボンを選ぶ

もうコレぐらいしかないな。これでいいや。




軽めの朝食をとって、程々に外に出る支度をすませた頃、ピンポーンとチャイムが鳴った




ガチャとドアを開けると真島さんが朝っぱらから元気な笑顔でおはよう、と挨拶してきた



「おはようございます」


「なんや、もう着替えてたんかいな…」


「そっちの方が時間無駄にしませんし…」


「俺は最初みたいに寝起きで来るかと思うとったのに。」


「嫌ですよ、恥ずかしいし。」


「まぁええわ。というか、服ない言うてた割に中々ええセンスしとるやないか」




真島さんは私を見てそう言った
私的にはあるだけの物を寄せ集めただけなんだけど…




「ほ、本当ですか?」


「あぁ。可愛ええで」



可愛いい

そんな事初めて言われた



「あ、ありがとう…ございます。」



どう対処していいか分からず取り敢えずお礼を言っとく

すると真島さんはそれに気付いたのか、吹き出して笑った



「な、なんですか…?」


「ヒヒッ…いやぁなんでも?ただ言われ慣れてないんやな〜って思てな。」


「…」



返す言葉がなくなり下を向いて黙ると前からすまんすまん、と笑いながら言う声が聞こえた



「ほんまAちゃんは分かりやすくてええのぉ。その素直さは大切にしてかなアカンよ!」


「は、はぁ…」


「んじゃ、俺はここで待ってるから準備出来たら行こか!」


「はい。」




.

▽→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (73 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
190人がお気に入り
設定タグ:真島吾朗 , 龍が如く , 秋山駿   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

天然記念物(プロフ) - 龍が如くいいですよね!応援してます!真島さんと秋山さん、桐生さん推しです (2019年9月14日 21時) (レス) id: e574a3e319 (このIDを非表示/違反報告)
犬田(プロフ) - ナヲルさんの龍が如く…!!めちゃくちゃ楽しみです…!!応援してます!! (2019年8月28日 19時) (レス) id: 4889f7f66e (このIDを非表示/違反報告)
ナヲル(プロフ) - 名梨さん» やはりうっしーからですか!!嬉しい!!!。゜(´∩ω∩`)゜。良いですよね真島さん......(・∀・)イイ!! (2019年8月7日 21時) (レス) id: c630cac283 (このIDを非表示/違反報告)
名梨(プロフ) - 私も牛沢さんの影響で龍が如くハマりました!そして同じく真島さん推しです...!! (2019年8月7日 1時) (レス) id: b6051bc71d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナヲル | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年8月6日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。