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冒険の記録8 ページ9

向こう側の青年の牢の中に入ったその時またこっちに近づいてくる足音が聞こえた



???「ちょっと待ってろ。」



青年が牢から出ると兵士の声とドサッと何が倒れる音がした



気になって牢から出ると兵士が壁にもたれ掛かっていた



どうやら今の音は兵士が倒れた音のようだ



A「こ、殺してないですよね?」



???「殺してはいない。ただしばらく起きないだろうな。」



それを聞いて私はホッとした



???「この先手ぶらじゃ危険だからな。こいつを装備するんだ。」



私は青年から剣を受け取った



???「それからこれ・・・・・・お前の荷物じゃないか?向こうの部屋に置いてあったからついでに取り返しておいたぜ。」



A「あ、ありがとうございます!!」



私は青年から自分の荷物を受け取った



私は荷物の中を見た



A「よかった!お金も道具も全部ちゃんとある!」



盗られた物が何もなく安心した



???「オレも愛用の短剣を取り返すことができた。こいつがあれば百人力だぜ。」



???「さて、他の兵士が来る前に逃げるとするか。」



ということで再び青年の牢の中に入った



床には藁が敷いてあった



青年が藁を取るとそこには青年が掘ったと思われる穴があった



???「ずっとこの穴を掘っていたんだ。今日脱獄しようと思っていたがそんな日にまさかお前が来るとはな・・・・・・。」



???「どうやらあの預言通りオレはA・・・・・・お前を助ける運命にあるらしいな。」



???「今は詳しく話している時間はねえ。さあ、お前から先に行きな!」



A「わ、わかりました。」



青年に言われた通り私は先に穴の中に入った

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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年12月25日 16時

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