冒険の記録24 ページ25
デク「商売で稼いだ金は城の兵士にバラまいてアニキが早く出てこられるよう裏から手を回してたってわけ！」
A「そうだったんですか・・・。」
カ「・・・・・・牢の床にデカイ穴を開けても見つからなかったのはそのせいか？妙に監視がゆるくて気になっちゃいたが。」
デク「でしょでしょー！きっとワタシの渡したワイロが牢の兵士達にも効いていたんだよー！」
カ「・・・・・・はぁ。わかったよ。疑って悪かった。礼を言うぜ、相棒。」
デク「アニキー！わかってくれて嬉しいよ！」
A「誤解が解けてよかったですね。」
カ「そうだな。けどな・・・・・・これでオーブは行方知れずか・・・・・・。」
A「そうですね、デクさんが王様にオーブを返上した後の行方がわからないと意味がないですね。」
デク「フフフー、それなら大丈夫。安心しちゃってよー、アニキ！・・・・・・ちょっと店の外までついてきて！」
ということで私達はデクさんについていった
〜外〜
カ「どうしたんだよデク？何に安心しろって言うんだ？」
デク「ワタシ、国にオーブを返した後も人を使ってオーブの行方ずっと追ってたのよー。アニキが大事にしてたの知ってたからね。」
A「それでオーブは今どこにあるんですか？」
デク「オーブはグレイグ将軍が南のデルカダール神殿に移して厳重に守ってるらしいよー。」
カ「デルカダール神殿だって？」
カ「確かデルカダール神殿はここから南東・・・・・・Aの住んでたイシという村もたぶん同じ方角だな。」
A「そうですね。」
まさか私達のそれぞれの目的地が同じ方角にあるとは驚いたな・・・
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年12月25日 16時
