冒険の記録2 ページ3
その後私とエマで神の岩に登っていると魔物に襲われピンチになった時私の左手にある痣が光った
雷が魔物に当たりそのまま崖下へと落ちていった
私達は無事山頂まで登って祈りを済ませた後母にこの事を話した
母が言うには私は勇者の生まれ変わりらしい
勇者の使命を果たすために明日村を出て北の大国デルカダールに向かうことになった
A「私が勇者の生まれ変わりだなんて・・・・・・。」
私は未だにその事に関して実感が湧かなかった
私はその夜眠ることができず外を歩いていると大きな木の下にエマを見つけた
A「エマ・・・・・・。」
エ「あら、Aも眠れないのね。私もよ。なんだか眠れなくって。」
エ「ねえ・・・・・・この木覚えてる?」
と大きな木を見上げるエマ
A「・・・・・・うん、覚えてるよ。」
エ「子供の頃この木にスカーフを引っかけて私大泣きしたんだよね。でも、Aは何とかしようと村中を駆け回ってくれて・・・・・・」
エ「ふふ。そういえば成人の儀式の前にも同じようなことがあったっけ。私、子供の頃からちっとも変わってないわね。」
エ「・・・・・・私ね、Aはこの村でずっとみんなと穏やかに過ごしていくんだろうなって思ってたの。」
A「・・・・・・・・・・・・。」
エ「だから勇者の生まれ変わりだってペルラおばさまから聞いた時はとても信じられなくてびっくりしちゃた。」
エ「あのね、おじいちゃんから前にちょっとだけ聞いたことがあるの。」
エ「遠い遠い昔、世界中が魔物に襲われて大変だった時、どこからともなく勇者が現れて世界を救ったんだって。」
エ「そしてその後、勇者は星になって今もこの世界を見守ってるらしいわ。」
エ「ほら、あの星よ。」
とエマが指差した先には赤い星があった
エ「Aが勇者か・・・・・・。なんだか信じられないわ。」
A「・・・・・・そうだね・・・・・・。」
私自身も母から突然打ち明けられた事実に関して内心驚いている
エ「でも、デルカダールに行けば全てがわかるのよね・・・・・・。」
エ「・・・・・さあ、もう自分達の家に戻りましょう。みんな心配しているわ。」
エ「じゃあね・・・・・・A・・・・・・。」
そう言うとエマは涙を流し走っていった
私は自分の家へと戻りベッドに入り眠りについた
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作者名:ベルナデッタ | 作成日時:2017年12月25日 16時