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冒険の記録15 ページ16
カ「オレならその道を知っている。なんだったら案内してやってもイイぜ。」
A「案内してくれるんですか！？」
カ「だが先にオレの用事を済まさせてくれ。デルカダールの城下町に忘れ物があってな。そいつを取り戻しておきたいんだ。」
カ「牢から連れ出してやったんだ。それくらいの頼み聞いてくれてもいいだろ？」
A「カミュさんには色々と助けてもらった恩がありますし、それくらいお安いご用ですよ。」
カ「よし、決まりだ！・・・・・・けど、このままじゃチョイと目立つな。待ってろ適当なもん探してきてやる。」
少しするとカミュさんが手に何かを持って戻ってきた
カ「ほら、こいつを着てカオを隠しな。兵士どもが待ち受ける城下町にそのままのカッコじゃ戻れないだろ？」
カミュさんは手に持っていた薄茶色のフード付きマントを私に渡した
私は渡されたマントを身に付けフードを被り顔を隠した
A「これでいいですか？」
カ「へっ、お尋ね者らしくなってハクがついたじゃねえか。それじゃ北に向かって町に戻るぞ。」
と少し歩くとカミュさんが突然こっちに振り返った
カ「どうやら預言によるとオレはお前を助ける運命にあるらしい。改めてよろしく頼むぜ！勇者様！」
A「こちらこそ、よろしくお願いします！」
こうしてAに一人の仲間ができたのであった
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作者名：ベルナデッタ | 作成日時：2017年12月25日 16時
