【募集企画】人形詩篇*

序曲《オープニング》 ページ2

あら？いらっしゃい。ここが受付よ。

臨時招集でここに来た？じゃあ、「臨時召集令状」は持ってあるわね？
渡してくれる？
……ありがとう。
写真で確認したけど、きみはAみたいね。
改めて、ようこそ、「玉琴学園」へ。私は副学長の「霧島」よ。

さて、きみは霊力所持者、つまり「霊力者」として政府からこの学園へ入学することが強制されているわ。何故自分が選ばれたのか？……それは学園生活を行う上でわかるわよ。
この学校には三つの学科が存在するけど、きみが在籍するのは「神通人形科」。
神通人形と呼ばれる魂の籠もる人形を制作し、一心同体で戦う術を身につける学科よ。
詳しいことは、「入学の栞」を見るといいわ。
入学式は四月八日よ。ちゃんと正装で来ること。良いわね？


……って、あら？あの子ったら。
ねぇAさん、あの子の相手してくれない？




おい、そこのきみ。もしかして新入生？俺はここの学生やってる者だ。学科は神通人形科。
きみと同じだな。
Aっていうらしいな。気に入ったよ。
列車で来たのか？
もしかして、西荻窪駅から歩いてきた？自転車を買うと便利だ。坂道も無いしな。
しかし、ここは帝都(東京)と言っても田舎だから、途中の道にガス灯なんて無いから夜は駄目だけど。
まぁいい。
少しだけ、校舎と寮を案内するから、ついて来な。

・・・

ここが寮。俺の部屋に案内するよ。

寮はすべて2人部屋寝室には同じベットが二つあるんだ。
ベットなんて、俺、ここに来るまで見たこともなかったんだ。きみもそうなのか？

さぁ、それで、こいつが俺の「ドール」。
一年の時に作ったんだ、ほら、あいさつは？



はじめまして、僕は「翡翠」。「天耳通」を持っているんだ。
僕は「双糸」って呼ばれる「神通人形」だから、他にも電流を操る能力を持っているんだ。
……？喋ってるから驚いてるようだけど、ここに住んでる仲間は皆喋るよ？
話が逸れたけど、僕はご主人の戦闘を補助する、「神通人形」。
つまり、「月組」なんだ。
ご主人は刀で戦うんだけど、その時その刀に電流を流して威力を上げたりするんだよ。
偉いでしょ。

《その後も話を続け、彼と別れた》

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