元鬼狩りと刀 参

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道場へ向かう途中、長谷部と会う。


へ｢主！体調の方は．．．｣

『ピンピンしてるよ。すっかり元気。』

へ｢なら良かったです！
．．．新入りですか？｣

『うん。今から少し手合わせするんだ。』

へ｢！？｣

『何本か木刀折っちゃうかも』

へ｢それは一向に構いませんよ。後ほど本数を把握して発注致しますので。｣

『ありがとう』

へ｢いえいえ！｣


長谷部と分かれ、道場へ。


へ｢(一体主に対して何を言ったんだ、あの新入りは．．．)｣


道場に到着するとすぐ、和泉守に本体を堀川に渡させる。

そして木刀を渡した。


和｢？あんたは丸腰でやる気か？｣

『そうだよ』

和｢正気かよ．．．｣


互いに位置につく。


『さぁ、殺す気でかかっておいで。』

和｢．．．丸腰の女相手にそんなことでk｣

『やるんだよ』

和｢っ！！｣(ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ


Aが和泉守に向けて殺気を放つ。

それに反応してか、和泉守が斬りかかってくる。


『遅い』


それを回し蹴りで弾く。

正しくは、木刀をへし折る。


和｢なっ！！？｣

堀｢回し蹴り一発で折れた．．．｣(汗)

『はい、一回死んだ。ほら、次の木刀。』


和泉守が木刀を持ち替え、今度は手加減なしに斬り掛かる。

が、今度はそれを交わされ、上から叩き落とされる。

落ちた木刀をAが踏み折る。


『2回。』

和｢ﾁｯ、クソ！！｣


三回目、

今度は踏み込み、和泉守の身体を転がす。


和｢だっ｣

堀｢．．．｣(冷汗)

和｢〜っ、あんた！体術専門なのかよ！！？｣

『いいや、私が本来使うのは刀だよ。』

和｢んならあんたも木刀使えよ！！｣

『はぁ．．．仕方がないなぁ。』


今度はAも木刀を持つ。

四回目、

斬り掛かる和泉守の木刀を、Aも木刀を振るって折る。


『また死んだ。』

和｢なぁっ．．．！！
まだまだ！！戦闘不能になるまで諦めねぇからな！！！｣

堀｢素直に負けを認めようよ兼さん．．．｣

和｢絶ってー嫌だ！！｣

堀｢(主さんが殆ど動かない状態で圧勝してるのに．．．)｣


五回目、

今度は和泉守の木刀を弾き、その隙に一撃入れた。


和｢っ〜！！！｣


倒れる和泉守。


『五回目。
一撃足りとも私に入れられないまま完敗し続けてるけど、まだやる？』

和｢っ．．．．．．すんませんでした．．．｣

『よろしい。』


立ち上がれるまで痛みが引くのを待ってから立ち上がる。

そして手入れ部屋に向かって一人と二振りで道場を出た。

和泉守には堀川が肩を貸している。

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