元鬼狩りと刀 参

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燭｢何処から入ってきたのかな！？｣

髭｢今は人間だろうと元は鬼だろうとスパスパ斬っちゃうよ。｣

？｢ん〜？現に斬れてないだろう？｣


『！！』

睦｢！｣

『ヒイラギ、花鳥風月、面布。』

柊｢おう。｣

花｢は、はい！｣


二人が念の為持ってきていた面布をする。


『山姥切国広、加州清光、主の所に下がってなさい。』

花加｢え、何いきなり。｣

柊山｢．．．分かった。｣

花加｢？．．．まぁいいけどさ。｣


二振りが各々の主の方へ下がる。

Aが立ち上がり、少し前に出る。


『いざとなったら防御結界張っちゃって。』

柊｢！りょーかい。｣

『むつ、襖開いたらすぐ撃って。』

睦｢！まーかせちょけ。｣(ﾆﾔ

鳥｢．．．相手は知り合いか？｣

『知り合い、というか．．．少々因縁がね。』

鳥｢そうか．．．斬っても良いのだな？｣

『もちろん。』

柊｢(もちろん！？)｣


少しして、襖が開く。

ﾊﾞﾝｯ


？｢わわっ！？｣


ｷﾝｷﾝｯ


鳥｢．．．止められたか。｣

睦｢．．．｣

？｢あっぶなかったぁ。｣

へ｢主！申し訳ありません．．．｣

『．．．長谷部達は悪くないでしょう。』


Aが日輪に右手をかける。


『("雷の呼吸･壱ノ型･霹靂一閃 神速")』


ｷｨｲｨｲｲﾝ

と、劈く音が響く。


『ﾁｯ』

？｢もう、危ないなぁ．．．避けて受け止めなかったら死んでたよ。｣


Aが部屋の中に下がり、体勢を整える。


『どうやって入ってきた。何の用だ。消え失せろ、童磨。』

童｢また厳しいねぇ。
政府の方に顔を出してたら、丁度ここに続くゲートが少し開いてね〜。ちょっとだけど隙ができてたから入ってきたんだ。
熱烈な歓迎だったけどね。｣

『．．．』

こ｢．．．！恐らく私のせいかと．．．すみませんっ、主様．．．｣

『こんのすけは悪くないよ。時野を呼んで。』

こ｢は、はい！！｣

『ご丁寧に気配を眩ませる術をかけて、男士らの刀を防ぐ術を使って．．．随分と用意周到だな。』

童｢たまぁに任務でやることがあるからね。
君の刀達は、血鬼術で対応したんだ。霊力を使ってね。｣

『．．．．．．はぁ．．．殺意しかないなぁ、やっぱり。』

童｢んー、そんなにだめ？もう大分経ってるのにさぁ。｣

『死ね鬼』

柊･花｢｢！！！｣｣

童｢だからもう人間だって〜．．．ってあれ？お友達かな？｣

『．．．結界張ってそこにいて。ちょっと殺ってくる。』

柊｢了解。｣

花｢お、お気を付けて！｣

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