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060《月》 ページ10

大量の桜の花びらの中から、人型が現れる。

と同時に鍛刀部屋の障子が吹っ飛び、部屋が少し散らかる。


『(吹っ飛んだ...誰か飛んでくるな。)』

?「三日月宗近。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしくたのむ。」

『よろしくね、宗近。』

石「久しいね。」

三「おお、石切丸か。久しいな。」

『知り合い?』

石「知り合いというか、兄弟だね。一時期美術館で向かい合って飾られてたんだ。」

『あら、そうなの。』

三「そうだな。
...ところで主、主は人間か?」

『?...これはまた異なことを言うね。どうしt』

睦「主!?障子吹っ飛んじょるが何事じゃ!!?」

燭「怪我はないかい!?」

太「すごい霊力がするのですが!?」

五「あっ、あるじさまっ!!」

『はは、大丈夫。怪我はないよ。
新しく来た三日月宗近だよ。仲良くね。』

太「そういうことでしたか...」

燭「怪我がないなら良かった。片付け手伝うね。」

睦「はーっ、焦ったぜよ...」

五「良かった...」

三「はっは、愛されているのだな。」

『ありがたいことにね。』


Aと六振りで散らかった鍛刀部屋を片付けていく。

石切丸と太郎太刀は吹き飛んだ障子をはめ直してくれた。


燭「...ん?この人型、随分と君の霊力がこもってるけど...」

『あぁ、さっき作ったんだ。顕現用の御札。
これからはその御札を刀剣に貼れば顕現出来るよ。今宗近で証明できたからね。』

燭「それはまた便利なものを作ったねぇ」

睦「皆にも伝えておくぜよ。」

『うん。お願いね。』


直ぐに鍛刀部屋が片付く。


『よし。手伝ってくれてありがとうね。』

三「...先程の続きだが、」

睦「?」

三「主は本当に人間か?」

睦「...!」

『ん〜、難しいなぁ。凡人では無いと思うよ。』

燭「それはそうだよ?」

太「審神者になれるのですから。」

三「聞き方が悪かったな。
主から、霊力だけでなく神気もする故、人間ではないと思ったのだ。」

『!!』

睦「そーゆーことかえ。
主は神格に足突っ込んじゅうきに、ただの人間ではないぜよ。」

五「一応、まだ人間の括りに入ってはいるみたいですが...」

燭「正直、時間の問題だよね。」

『時野から聞いていたより酷くないかい??』

三「ほう...そうか。ならば納得だ。」

石「前世のこともあるもんね。」

三「前世?」

睦「後で動画を見せるぜよ。」

三「動画...?」

061→←059《顕現札》



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宵桜の館(プロフ) - からさん» ありがとうございます!ゆっくりにはなりますが、少しづつ更新して行けたらと思っていますので、是非よろしくお願いいたします!! (11月22日 10時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
から - っ!!!!!! 凄いです!!応援!続き楽しみです (11月21日 22時) (レス) @page46 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます!!頑張ります( ˶`꒳​´˶ )ムンッ! (2022年11月18日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この作品大好きです!応援してます。更新頑張ってください! (2022年11月18日 12時) (レス) id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2022年11月6日 12時

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