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059《顕現札》 ページ9

それからまた時が経ち、刀剣男士らも増えたある日。


『最初の顕現の時に、毎度私が行くのも時間がかかるよね...滞る...』

こ「それなら、御札を作るのは如何でしょう!」

『御札?』

こ「はい!一部の本丸では、審神者様が御札に霊力を込めたものを刀剣に貼ることで初めの顕現をさせるということをやってらっしゃると聞いたことがあります!」

『それは便利そうだね。是非とも作ろう。』

こ「お手伝いします!」

『ありがとう。』


審神者部屋で、御札の製作を始める。


『紙はこれでいいとして...何か書く?』

こ「その方がいいと思います!霊力も込めやすくなりますし!」

石「おや、御札作りかい?」←本日の近侍

『石切丸。そうだよ。最初の顕現を、私の霊力を込めた御札でやってもらおうと思って。』

石「それはいい案だね。毎度君が行っては時間がかかってしまう。
札は人型にしたらどうだい?分かりやすくなると思うよ。」

『人型か!良いね。そうするよ。』

石「お手伝いしよう。」

『助かるよ。』


石切丸が紙をどんどん人型に切っていく。


『(手慣れてるな...)』


Aはそれの中心に墨で "顕" と書き、霊力を込めていく。

それを数時間続けると、カゴの中いっぱいに御札が溜まる。


石「これだけあれば、暫くは持ちそうだね。お疲れ様。」

『そうだね。ありがとう、石切丸。』

石「どういたしまして。こういう仕事は見てきてからね。また声をかけてくれればお手伝いするよ。」

『助かるよ。』

石「早速使ってみようか?」

『そうだね!』


石切丸が御札の入ったカゴを持って審神者部屋から出て行く。

Aもそれに続く。

鍛刀部屋に入ると、妖精らが待っていた。


妖精「鍛刀ですか?」

『うん。全て950で一度、頼むよ。』

妖精「かしこまりました!」


鍛刀が始まる。

その間に、4つある鍛刀部屋に御札を分けて置きに行く。

戻ってくると、示されていた時間は四時間。


『...はじめての時間だな。』

石「手伝い札を使ってみるかい?」

『そうしよう。』


手伝い札を使い、速攻で鍛刀を終わらせる。


石「(見覚えがあるなぁ...)
御札を貼ってみるね。」

『うん。』


札が貼られると、いつもより遥かに多い桜に刀が包まれる。


『随分と多いな...』

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宵桜の館(プロフ) - からさん» ありがとうございます!ゆっくりにはなりますが、少しづつ更新して行けたらと思っていますので、是非よろしくお願いいたします!! (11月22日 10時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
から - っ!!!!!! 凄いです!!応援!続き楽しみです (11月21日 22時) (レス) @page46 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます!!頑張ります( ˶`꒳​´˶ )ムンッ! (2022年11月18日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この作品大好きです!応援してます。更新頑張ってください! (2022年11月18日 12時) (レス) id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2022年11月6日 12時

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