元鬼狩りと刀 弐

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『むつー！伽羅ー！行くよー！！』

睦｢おん！｣

伽｢．．．あァ。｣


次は陸奥守と大倶利伽羅を連れてホームセンターへ。


睦｢ほわぁああ．．．なんっじゃこりゃ．．．見たこともないもんがいっぱい並んじゅう．．．！｣

伽｢．．．｣(ﾎﾟｶﾝ

『農具と苗と種、あとはプランターかなぁ。』

睦｢さつまいも！さつまいもが欲しいぜよ！！｣


｢さつまいも！わっしょい！！！｣


『っ！．．．いいねぇ、さつまいも！』

伽｢．．．？｣

睦｢そうじゃろ！｣


陸奥守や大倶利伽羅が見たことの無い植物もカートに入れていく。


『肥料とかもいるよね．．．』


農具や肥料、苗、種、プランター、畑の区切り用の柵なども入れていく。


『(軍手もある程度入れとくか．．．つばの広い帽子も．．．)』


どんどんいっぱいになっていくカート。


睦｢．．．ちっくと多すぎやせんか？｣

『え？』

伽｢そんなに買うのか．．．？｣

『一からだからね。初期投資ってやつよ。』

睦｢ほうか．．．？｣

『畑、広く作りたいよね．．．なら農具だけじゃなくて機械もあった方が．．．』

時｢！？｣

伽｢．．．．．．一度やってみてから考えたらいいだろ。｣

時｢そっ、その通りです！一度様子を見てからにした方が良いかと！｣

睦｢そうじゃな。宝の持ち腐れ、なんてもんになったらいかんぜよ。｣

『それもそうか。とりあえずこれだけ買って、また欲しくなったら買えばいいか。』

時｢そうですそうです！｣

伽｢それがいい。｣

睦｢それが懸命ぜよ。｣


とりあえずカートに積んだ分を会計した。


睦｢えっっぐいぜよ．．．あんな桁数の買い物初めて見たぜよ．．．｣

伽｢そんなに使って大丈夫なのか．．．？｣

『全っ然平気。お館様と前世の私に感謝だね。』


かなりの重量になった荷物を車に積み込み、また神屋敷に戻る。


石｢またかなりの量になったね。｣

『これに関しては最初だからね〜』

太｢搬入をお手伝います。｣

蜻｢自分も。｣

『ありがとう、助かるよ。』


本丸へ運び終えるとすぐに、陸奥守と他数振りによって畑が作られ始めた。


加｢行く？｣

『うん。行こっか。乱も来る？』

乱｢いいの！？｣

『もちろん。化粧品や爪紅もあるよ。髪留めも。』

乱｢やったぁ！！着替えてくる！｣

『うん。』


ちなみにこの本丸では、一振につきまず一着は現世の服を買ってある。

二着目以降は自分で選ぶのだとか。

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