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時「っ正気ですかA様!!!」

『はは、すごい剣幕。』

時「笑い事じゃないです!」

『むしろ、私が正気ではないと思ったのか?』


一気にAの気配が鋭くなり、空気が冷たくなる。


時「っ!...いいえ。」

『ならば話は早いな。あの任務、私に回しなさい。』

時「......御意。」

『それから今後、人喰い鬼に確実に関わる事となる任務は私に回しなさい。』

時「!!?」

『それとも、私以上の適任がいた?』

時「......いいえ...」

『なら話は早いね。』

時「っ分かりました。一応、鬼に詳しい他の審神者も一名おりますので、その方と貴女様に回します...」

『よろしい。(もう一人...?)』

時「ただし!ご無理はなさらず、少しでも危険と感じたら直ぐに撤退してください!すぐに!!」

『分かったよ。』

時「なら、回します...」

『うん。』

時「今回の任務、時代は明治後期。場所は荒方山とその近くの町です。
遡行軍の殲滅と、可能であれば歴史に残っていない、遡行軍と関わりのある鬼の討伐となります。」

『分かった。』

時「念の為、日輪刀を六振りお貸し致します。」

『!ありがとう。』

時「いえ。この後直ぐに送ります。
...ご武運を。」

『うん。ありがとう。』


通話が切れた。


『むつ、あっち向いてて。』

睦「おん。」


陸奥守がAに背を向ける。

Aは隊服に着替えて羽織を羽織り、髪をあの簪で纏めた。


『もういいよ。』


陸奥守が振り向く。


睦「...!!」

『さぁ、行こう。』

睦「...おん。」


審神者部屋から出て、大広間に向かう。


『日輪』


さらさらと藤の花びらに運ばれてきた日輪を手に取り、左腰に差した。


乱「あ、あるじさん、その格好...」

『乱か。』

乱「うん。」

加「長谷部が長曽祢さんとかを連れて大広間に行ったけど...それと関係あるの?」

『そうだね。』

乱「ぼ、ボク達も聞いちゃだめ?」

『!...構わないよ。おいで。』


大広間の前には、呼ばれていない刀剣男士の殆どがいた。


巴「!...俺達も聞いて構わないか?」

『うん。』


結局全振りが、大広間に揃う。


『ありがとう、長谷部。』

へ「いえ。お役に立てたのならば。」


刀剣男士達に、今回の任務の内容を説明する。

その内容とAの格好に、刀剣男士らがAも赴く旨を察する。

説明が終わると同時に、時野から日輪刀が到着。


『...ふむ。色変わり無しか。』

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宵桜の館(プロフ) - からさん» ありがとうございます!ゆっくりにはなりますが、少しづつ更新して行けたらと思っていますので、是非よろしくお願いいたします!! (11月22日 10時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
から - っ!!!!!! 凄いです!!応援!続き楽しみです (11月21日 22時) (レス) @page46 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます!!頑張ります( ˶`꒳​´˶ )ムンッ! (2022年11月18日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - この作品大好きです!応援してます。更新頑張ってください! (2022年11月18日 12時) (レス) id: 67498ba261 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2022年11月6日 12時

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