元鬼狩りと刀

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豆｢どうだ？｣

『っ、っ．．．！！』(ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

歌･豆｢｢！？｣｣

豆｢な、なぜなく！？ま、まずかったのか？｣

『おいしいっ！』

豆｢そ、そうか．．．よかった．．．｣

歌｢泣くほどかい．．．？｣

『蜜璃とっ．．．仲間と昔食べたぱんけぇきと同じ味がするんだ．．．！すごく美味しいよっ！』


その言葉に、二人は顔を見合せ、優しく微笑む。


豆｢まだまだあるぞ。｣

歌｢たんとお食べよ。ただし、夕食は食べられる程度にね。｣

『う"んっ！』


数枚食べた。


『ご馳走様でした。ありがとう、小豆。』

豆｢おそまつさまでした、だな。きにいってくれたようだし、またつくろう。｣

『楽しみにしてるよ！』

歌｢この後はどこに行くんだい？｣

『鍛刀場。光忠が鍛刀するって言ってたから。』

歌｢あぁ、顕現待ちの刀が多いだろうしね。いってらっしゃい。｣


厨房を出て、鍛刀場へ。

ガラッ


燭｢おや、起きたのかい？｣

伽｢．．．起きたか。｣

『うん。』

燭｢おはよう。調子はどうかな？｣

『おはよう。すっかり元気だよ。』

燭｢なら良かった。でも怪我は治ってないから、ここに座っててね。｣

『うん。ありがとう。』


燭台切の用意した椅子に座る。


燭｢どういたしまして。
早速だけど、顕現をお願いできるかな？新しく五振り出来たんだ。｣

『任せて！』

燭｢助かるよ。まずは．．．そうだね。彼からいこうか。｣


まず持ってこられたのは槍。


『綺麗な槍だね．．．"顕現せよ、我が新しき子よ。"』


桜花びらの中から、大柄の人型が現れる。


？｢ただ今馳せ参じました。蜻蛉切と申します。いつでも出陣の準備はできております。｣

『座った状態でごめんよ。
よろしくね、蜻蛉切。』

蜻｢よろしくお願いします。
．．．足を、怪我しておられるので？｣

『うん。少しね。』

燭｢裸足で瓦屋根や庭を跳び回るからだよ。｣

『ははは』

蜻｢！？｣

燭｢この後すぐに、レベル上げで出陣しよっか。行けそう？｣

蜻｢もちろんだ。｣

燭｢助かるよ。
それじゃあ次は．．．この短刀をお願い。｣

『うん。粟田口ではないね？』

燭｢そうだね。｣

『"顕現せよ、我が新しき子よ。"』


桜の中から、小さな人型が現れる。


？｢僕は小夜左文字。あなたは．．．誰かに復讐を望むのか．．．？｣

『っ！』

伽｢．．．｣


大倶利伽羅が、小夜左文字を抱き上げる。


夜｢えっ、何．．．？｣

伽｢手入れをしてくれ、主。｣

燭｢伽羅ちゃん！？｣

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