005《本丸》 ページ5
睦「おぉ〜!立派なお屋敷じゃのぉ!!」
こ「どうぞ鳥居をおくぐり下さい!」
『うん。』
Aが鳥居をくぐり、敷地内に片足をつけたと同時に、
敷地内の草木に生気が戻り、桜の花と藤の花が咲く。
さらには、雲間から日が差す。
『(綺麗...)』
睦「見たがか今の!日が差して、花が咲きおった!!」
こ「見ましたよぅ!主さまの霊力は素晴らしいです!清らかで美しくて、底なしです!」
睦「すごいにゃあ〜」
『...陸奥守吉行、』
睦「何じゃ?」
『君のことを教えてくれる?』
睦「もちろんじゃ!!
改めて、わしは陸奥守吉行。坂本龍馬の佩刀として知られちゅうね。土佐じゃー名刀として評判やったがやけど、龍馬の時代じゃ、もう刀は時代遅れじゃった。けんど、それが世界というもんぜよ。
っちゅーことでわしは、刀も銃も使える!」
『おぉ、銃も!』
睦「そうじゃ!すごかろ!!」
『すごいねぇ』
睦「そうじゃろ!!
...わしもおんしの事が気になるのう。」
『ん〜、あぁ。少し複雑だけど聞く?』
睦「聞かせとーせ!」
『うん。
私は今より約150年近く前の、大正の時代に生きていた者。それの生まれ変わり...とでも言うのかな。記憶も色濃く残り、見目も髪色以外殆ど変化がないんだ。』
睦「む!実質160から170歳くらいっちゅーことか?」
『ははw 記憶のない時間も加えればそうだね。』
睦「人間でもそんな事があるがか...不思議じゃのう...」
『本当にね。
...大正時代より以前、平安の頃より、人を喰う鬼がいた。日に当たれず、夜にのみ行動し、人々の生を脅かす存在。
それに対抗する、鬼殺隊という鬼を狩る組織があったんだ。』
睦「鬼...」
『私はその組織の最高戦力 "柱" の一人だった。』
睦「!?」
『人喰い鬼は、鬼舞辻無惨という者を始祖としていてね、それを倒せば滅ぶ。
実際、大正時代の鬼舞辻無惨の討伐によって、人喰い鬼は滅びた。
その最終決戦の終結と共に、私も死んだ。』
睦「...主も鬼だったっちゅーことか?」
『いいや、鬼舞辻は強くてね。鬼殺隊からも多大な犠牲が出た。』
睦「!」
『鬼舞辻を倒した後に、私も負傷によって命を落としたんだ。
殉職というやつだね。』
睦「っ!!」
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宵桜の館(プロフ) - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 鬼滅の小説、大好き!!この作品を作ってくださりありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - みるくるみさん» それは良かったです!!ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎) (2022年11月4日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - クロスオーバー大好き! (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - 設定を見たときに、「あ、これ好きになる予感しかない。」ってなりました。実際底なしの沼にはまりました。最高です。応援しています。 (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時:2022年10月24日 21時