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騒ぎを聞き付けて目覚めた刀剣男士らによって、薬研藤四郎の鍛刀が始まった。

ちなみに、全員起きた。

Aのそばに居る者以外は、

四つある鍛刀場に分かれて鍛刀を始めた。


五「れべる上げで、沢山手伝い札を見つけてこれて良かった...」


鍛刀では、思っていたよりもすぐに出た。


前「あっ、出ました!薬研藤四郎!!」


他の鍛刀場から、よくやったと声が飛んでくる。


こ「主さまの代わりに、私が顕現致しますね。」


桜が舞い、人型が現れる。


薬「よお大将。俺っち、薬研藤四郎だ。兄弟ともども、よろしく頼むぜ。
...ってあれ、大将は??」

前「高熱出て眠ってます。」

薬「前田」

時「よくおいでくださいました。さ、これを。」

薬「医学の本!?ありがたく受け取るぜ。」

時「いえいえ、薬研藤四郎殿ならある程度の心得もありますから。
今は貴方の主様が高熱を出しておられます。私もいつでも駆けつけられる訳ではありませんので、よく読み込み、華月様をどうぞよろしくお願い致します。」

薬「お、おう...」


因みに、薬研が出るまでに出た刀は三振り。

平野藤四郎、乱藤四郎、今剣だった。

夜が明けて、時野が仕事へ向かった後は、薬研が看病をしていた。

その翌日の昼頃、Aが目を覚ます。

大分容体が安定していた為、付き添いは居なかった。


『神、屋敷...』


眠っていた場所が神屋敷だと気付き、勢いよく起き上がる。

そして日輪吉行を掴み、走って庭に出る。

裸足で庭に降りる。


燭「あ!良かった、目が覚めt」

『岳!』

燭「岳...?」

『岳!!何処だ、岳!!!』


空や木、塀をキョロキョロと見回し、そう声を上げる。


『何処だ、岳!私は何日眠っていた!?任務は!!?死傷者は!!!?』


焦ったように、そう声を上げる。


燭「......」(ポカン


驚き、固まる燭台切。


『今かくれんぼはおやめ!出て来なさい!!
...鎹鴉!一羽くらい居ないのか!?出てきておくれ!!』


少し待っても、鴉だなんて1羽も出てこない。


『どういうこと...?』


地を蹴り、屋根の上に跳ぶ。


燭「っは...えっ!?」


我に返った燭台切。


燭「え、ちょっと待って主!?降りて来て!!?」


その言葉はAには届かず、神屋敷の敷地内を跳び回り始めるA。


薬「大将が居ねェんだが!!?」

燭「あっ、薬研くん!今主跳び回ってるんだけどどうしよう!!」

薬「はァ!?」

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宵桜の館(プロフ) - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 鬼滅の小説、大好き!!この作品を作ってくださりありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - みるくるみさん» それは良かったです!!ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎) (2022年11月4日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - クロスオーバー大好き! (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - 設定を見たときに、「あ、これ好きになる予感しかない。」ってなりました。実際底なしの沼にはまりました。最高です。応援しています。 (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2022年10月24日 21時

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