検索窓
今日:2 hit、昨日:36 hit、合計:131,070 hit

022 ページ22

通された広い座敷の部屋で待つ。


『(ここ...柱合会議と同じ場所...?)』

睦「主...正座、正座やばいぜよ...もうしばらくやったら立てんくなるぜよ...」

『御当主がいらっしゃるまでは楽にしてていいよ。』


すると、六振り全員が姿勢を崩す。

少しすると、


産「当主が参りました。失礼致します。」


その言葉に、全員正座に戻る。

襖が開き、当主と思しき男と、2人の娘が入ってくる。

Aが頭を下げ、額が畳スレスレに。

それを見て、6振りも同じ行動をする。

当主と娘が、Aの前にある屏風の前に正座する。


?「初めまして、ですね。どうか頭を上げてください。」


心地のいい声が響く。

その声に、Aと六振りが顔を上げる。


『...!』


Aが面布を外す。


娘「「!!?」」

?「産屋敷家現当主の、産屋敷里耀哉と言います。
本当に、お写真そのままなのですね、神柱様...」

『お初にお目にかかります、里耀哉様。
申し訳ないのですが、付喪神の前ですので、真名は名乗りかねますが、以前の名と変わりありません。』

里「そうですか...では、今は華月様とお呼び致しますね。」

『お心遣い感謝致します。』

睦「(不思議な声じゃのう...)」

里「まずは、御礼申し上げます。」

『!?』

里「長きに渡り、身命を賭し、世の為人の為に戦って戴き尽くして戴いたこと、
産屋敷家一族一同、心より感謝申し上げます。


そう、三人が深く頭を下げる。


『っそんな!頭を上げてくださいませ!!
鬼殺隊が鬼殺隊で在れたのは、産屋敷家の方々のご尽力によるもの!!礼など必要ございません!!』

里「そう言っていただき、どれほど祖が喜ぶことか...本当に、ありがとうございます。」


そう言い、三人が顔を上げる。


『本当のことですから...
私、元神柱は、産屋敷家の益々のご多幸と繁栄を、切にお祈り申し上げます。』

里「!!ありがとうございます...!」

『そしてこの日輪刀を私の元へ送って下さったこと、心より御礼申し上げます。
身体も時代も変われど、この日輪刀は確かに私の愛刀であり、相棒であったもの...再びこの手に握る事ができて、どれほど嬉しいことか...』

里「いえいえ。その日輪刀は元より貴女様の物ですから。」

『ありがとうございます。』

里「......その様な色を、なさっていたのですね...」

『?』

023→←021



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (69 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
202人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

宵桜の館(プロフ) - 七星 麗華 (ななぼし れいか)さん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 鬼滅の小説、大好き!!この作品を作ってくださりありがとうございます!! (2022年11月4日 21時) (レス) id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - みるくるみさん» それは良かったです!!ありがとうございます(●︎´▽︎`●︎) (2022年11月4日 16時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - クロスオーバー大好き! (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)
みるくるみ - 設定を見たときに、「あ、これ好きになる予感しかない。」ってなりました。実際底なしの沼にはまりました。最高です。応援しています。 (2022年11月4日 16時) (レス) id: 84f17b04e9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宵桜の館 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/  
作成日時:2022年10月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。